163.日本一長い用水路(農業用) 北海幹線用水路80Km

 〜今年の夏合宿は、用水路巡り〜

  北海道空知地方に、農業用水路としては、日本一長い延長80Kmに及ぶ

北海幹線用水路があります。

 赤平市を流れる空知川から水を引き込み、南幌町まで通じており、1924年着工し、

当時の最高の土木技術を導入し、夕張川、美唄川を河川下越しするなどして、

44ケ月後1929年に完成しました。

現在の用水路は、1957年に改修工事が始まり 1972年に竣工しました。

2004年には北海道遺産に登録されました。

 岩見沢市のHPで調べて、用水路を管理している北海土地改良区に問合せをして、

用水路のルートを調べました。M所長さん直々に対応していただき恐縮しました。

4回に分けて走破し、走行距離は120Kmに達しました。

 

1. 722日(岩見沢〜南幌)37.6Km

前日に入手したルート図を基に、さっそく開始。

9時半自宅を出発、市役所の隣、東山公園内を流れる用水路から、南幌町を目指す。

(東山公園)

晴、日中は28℃の予想。南下して道央道岩見沢ICを越えて、

幌向川をサイホンで下越え、栗沢町に入る。

(写真奥が幌向川、サイホン川越え)

市役所支所、中央公園、栗沢神社下を流れ、由仁国道沿いを進み、栗丘駅手前で西に方向を変えて、

夕張川沿いを進み、南幌リバーサイドゴルフ場へ夕張川をサイホンで下越えする。

(南幌パークゴルフ場内を水路が通る)

開拓初期の墓地跡を通り、

南幌町中心部に向かい、幌向運河にぶつかる南幌堰で終点となる。

 

2. 724日(滝川〜赤平、滝川〜砂川)26.9Km

午前8時に滝川駅到着。空知川を渡る。滝川公園、道央道を越えて山沿いに用水路が走る。

空知川を左に望みながら、東に向かい砂川市から赤平市に入る。

空知川からの用水路引き込み口が北海頭首工。

ここまで11Km、のどが渇いたが、自販機はなし。

事務所の方に聞くと、事務所の井戸水は飲料にはあまり適さず、

Km先の赤平駅までないとのこと。

予定を変更して赤平駅を目指す。とほほ。

JRに乗り滝川に向かう。

 滝川駅近くでラーメンとビールで昼食し。満足。

また空知川をわたり、すぐ近くの北泉岳寺に立ち寄る。

一度行ってみたかった赤穂浪士の墓がある有名なお寺。

お墓のつくりは東京の泉岳寺と同じ。

12号線に沿って南下する。石山中学校方面へ左折し、

砂川奈井江美唄線とJR線の中間あたりを用水路が南下している。

市内の東側の高台にそって流れている。

今日は、砂川で終了し、砂川駅に向かう。

30℃を越えており、今日は久々にバテタ。

3.87日(岩見沢〜美唄)27.2Km

当初、砂川から岩見座を目指そうとしたが、JRの時間に間に合わず、

急遽岩見沢から北上し、美唄を目指すことにした(9時スタート)。

新庁舎建設工事中の市役所の脇をとおり、市内を北上。

岩見沢と三笠の境界にあたる幾春別川を超える手前に

桂沢湖からの引き込み口、川向頭首工がある。

鮭が遡上しやすいように水路が作ってある。

三笠太古の湯の裏をとおり、美唄市に入る。

12号線、峰延駅前を通り、光珠内調整池の脇を通り、光珠内駅に向かう。

今日も気温は33℃近くで、給水ができていないので、駅での自販機を期待したが、期待どおりない。

駅そばの美容院でペットボトルに給水していただく。

駅を過ぎると程なく、日本一の直線道路の12号線にでて、市内の東側を北上する。

今日はここで終了。美唄駅からJRで帰宅する。

4815日(砂川〜美唄)28.3Km

今回で最後になる。

砂川駅(8時スタート)から、砂川神社、水と緑のアメニティパークを通り、

奈井江砂川ICに向かう。

(奈江豊平川を越える水路)

奈井江駅前を通り、高速道路の茶志内P付近を過ぎると

ゴールの美唄駅が間近。

無事、全ルート完走。これにて終了。

駅そばの中華料理店で、レバニラ炒めとビールでお疲れさまでした。

 

今年の夏は暑かった。

ここのところ夏バテ気味なのか朝起きるのがつらくなりました。

9月に入ってからは涼しくなるでしょうから、秋口には遠出したいです。