〜今年の夏合宿は、用水路巡り〜
北海道空知地方に、農業用水路としては、日本一長い延長80Kmに及ぶ
北海幹線用水路があります。
赤平市を流れる空知川から水を引き込み、南幌町まで通じており、1924年着工し、
当時の最高の土木技術を導入し、夕張川、美唄川を河川下越しするなどして、
4年4ケ月後1929年に完成しました。
現在の用水路は、1957年に改修工事が始まり 1972年に竣工しました。
2004年には北海道遺産に登録されました。
岩見沢市のHPで調べて、用水路を管理している北海土地改良区に問合せをして、
用水路のルートを調べました。M所長さん直々に対応していただき恐縮しました。
4回に分けて走破し、走行距離は120Kmに達しました。
1.
7月22日(岩見沢〜南幌)37.6Km
前日に入手したルート図を基に、さっそく開始。
9時半自宅を出発、市役所の隣、東山公園内を流れる用水路から、南幌町を目指す。
(東山公園)
晴、日中は28℃の予想。南下して道央道岩見沢ICを越えて、
幌向川をサイホンで下越え、栗沢町に入る。
(写真奥が幌向川、サイホン川越え)
市役所支所、中央公園、栗沢神社下を流れ、由仁国道沿いを進み、栗丘駅手前で西に方向を変えて、
夕張川沿いを進み、南幌リバーサイドゴルフ場へ夕張川をサイホンで下越えする。
(南幌パークゴルフ場内を水路が通る)
開拓初期の墓地跡を通り、
南幌町中心部に向かい、幌向運河にぶつかる南幌堰で終点となる。
2. 7月24日(滝川〜赤平、滝川〜砂川)26.9Km
午前8時に滝川駅到着。空知川を渡る。滝川公園、道央道を越えて山沿いに用水路が走る。
空知川を左に望みながら、東に向かい砂川市から赤平市に入る。
空知川からの用水路引き込み口が北海頭首工。
ここまで11Km、のどが渇いたが、自販機はなし。
事務所の方に聞くと、事務所の井戸水は飲料にはあまり適さず、
4Km先の赤平駅までないとのこと。
予定を変更して赤平駅を目指す。とほほ。
JRに乗り滝川に向かう。
滝川駅近くでラーメンとビールで昼食し。満足。
また空知川をわたり、すぐ近くの北泉岳寺に立ち寄る。
一度行ってみたかった赤穂浪士の墓がある有名なお寺。
お墓のつくりは東京の泉岳寺と同じ。
12号線に沿って南下する。石山中学校方面へ左折し、
砂川奈井江美唄線とJR線の中間あたりを用水路が南下している。
市内の東側の高台にそって流れている。
今日は、砂川で終了し、砂川駅に向かう。
30℃を越えており、今日は久々にバテタ。
3.8月7日(岩見沢〜美唄)27.2Km
当初、砂川から岩見座を目指そうとしたが、JRの時間に間に合わず、
急遽岩見沢から北上し、美唄を目指すことにした(9時スタート)。
新庁舎建設工事中の市役所の脇をとおり、市内を北上。
岩見沢と三笠の境界にあたる幾春別川を超える手前に
桂沢湖からの引き込み口、川向頭首工がある。
鮭が遡上しやすいように水路が作ってある。
三笠太古の湯の裏をとおり、美唄市に入る。
12号線、峰延駅前を通り、光珠内調整池の脇を通り、光珠内駅に向かう。
今日も気温は33℃近くで、給水ができていないので、駅での自販機を期待したが、期待どおりない。
駅そばの美容院でペットボトルに給水していただく。
駅を過ぎると程なく、日本一の直線道路の12号線にでて、市内の東側を北上する。
今日はここで終了。美唄駅からJRで帰宅する。
4.8月15日(砂川〜美唄)28.3Km
今回で最後になる。
砂川駅(8時スタート)から、砂川神社、水と緑のアメニティパークを通り、
奈井江砂川ICに向かう。
(奈江豊平川を越える水路)
奈井江駅前を通り、高速道路の茶志内P付近を過ぎると
ゴールの美唄駅が間近。
無事、全ルート完走。これにて終了。
駅そばの中華料理店で、レバニラ炒めとビールでお疲れさまでした。
今年の夏は暑かった。
ここのところ夏バテ気味なのか朝起きるのがつらくなりました。
9月に入ってからは涼しくなるでしょうから、秋口には遠出したいです。