160.北見〜美幌〜釧路塘路159Kmジャーニーラン

 

2019年は、ヒグマ多発で走り旅は断念。

今年はコロナで外出がままならないものの、道内の移動は

緩和されたので、天気の良い日を選んで、決行することにした。

某月某日、北見から釧路へ向かう。

途中、美幌峠、屈斜路湖、摩周湖を経て釧路へ向かう23日の約185Kmの工程。

 

1.  1日目 北見〜屈斜路湖にぶし温泉81Km

北見を日の出前の410分出発。朝食は前日購入したおにぎりとサンドイッチ。

天候は曇りのち晴れ気温は30度近くまで上がる予想。

リュックには、非常食としてパンとペットボトルを搭載。

着替えなどで総重量は2.5Kg

常呂川にかかる若松大橋を渡り、122号線で美幌町へ向かう。

気温は20℃なので、気持ちよくジョグ。

丘を2つ越えて美幌町内に入る。

車の通りは少なく走りやすいが、自販機などは見当たらない。

約22Km をペットボトルでしのぐ。ひと汗かいたので、体は軽くなった。

6時半過ぎに、町内のコンビニで給水。

ここから今日の山場、美幌峠を目指す。平地走18Km,登り8Kmとなる。

自販機はあまり期待できないのでペットボトルは2本携帯。

曇っているが、昨晩の雨で蒸しているので、汗は思った以上に出ている。

Km7分ペースですすむ。峠方面のトラックが結構多い。

登りが始まるとほとんど走れる勾配でないので、歩きに徹する。

Km10分ウオーク。

峠が近づいたころから、天気が回復。気温も上がってきた。

10時半に峠到着(標高525m)。快晴。記念写真を撮る。

 

眼下の屈斜路湖や周辺の山々がはっきりと望める絶好の天気。

30数年ぶりに見る景色である。

食堂でカレーライスと缶ビールでエネルギー補充。至福の時間。

観光客は少ない。

峠を下って麓のプリンスホテルまで12Km、その後は平地走で20Km先、

川湯温泉手前の にぶし温泉が今夜の宿となる。

気温はぐんぐん上がっている。

プリンスホテルの先でペットボトルは飲み干してしまう。

ここから全く自販機がなく、のどの渇きがきつい。

屈斜路郵便局でペットボトルの水を補給してもらう。

正午を過ぎた。

北海道の場合、平日は、民家(畑作業で留守が多い)よりも

郵便局が給水箇所として利用できる。

屈斜路湖を半時計周りに進み、釧路川源流地点を超えると後13Km

暑さでバテテきた。

午後1時過ぎなので、歩きを入れながら3時過ぎの到着を目指す。

時折車とバイクにすれ違うくらいで、静かな林間道路を進む。

キャンプ場もあり、砂湯では記念写真を撮る。

遠来が聞こえるようになってきた、程なく突然の雨、宿まで500m程手前。

今回のために調達したトレイル用傘でしのぐ。

15時半、屈斜路湖荘に到着。

熱い温泉で、体を癒して、冷たいビールで胃袋を癒す。

夜中に鹿の鳴き声で目を覚ます。群れで近くに来ているようだ。

 

2.  2日目 にぶし温泉〜摩周湖〜弟子屈〜標茶町 57Km

それなりに筋肉痛。6時起床。しっかり朝食を食べる。

摩周湖ののぼりがあるので、時間の余裕を見て、720分出発。

曇、気温は22℃。

摩周湖の第1展望台まで21Kmうち登りは7Km.結構ハードだ。

川湯温泉街も活気がない。

硫黄山を見ながら、まっすぐな道を進み、摩周湖国道に出て、

程なく東に進み摩周湖を目指す。まっすぐで徐々に登り始める直線道路。

登りは走ることができない。歩きに徹する。

西側は晴れてきたが。摩周湖はガスがかかっているようだ。

10時、第3展望台に到着。ガスで全く湖は見えない。

1040分 第1展望台到着(21Km)、こちらもまったく見えない。

 

洗面所で、顔を洗い、給水。観光客も疎ら。

一休みして、9Km先の弟子屈町を目指す。

下り坂は登りより勾配がある。ゆっくり走りながら足を休める。

途中ゴルフ場があるだけで、周りは牧草地。

人気のない真っすぐな道を進む。

転記は回復快晴で、熱くなってきた。まめな給水が必要。

再び摩周湖国道に合流、角のコンビニで給水。

ガリガリ君が冷たくておいしい。

この先は、コンビニが期待できない。

10Km先の南弟子屈あたりで自販機があることを期待するだけ。

あたり一面牧草地、道東の雰囲気がでている。

牧草地内に野生のタンチョウヅルが群れで住んでいるようだ。

 

30年は、釧路湿原でしか見られなかったのに、

最近では弟子屈あたりまで住み着いているそうだ。

熱さと疲労で歩きが入る。

1315分、南弟子屈町の中心部あたりで自販機発券。しばし給水休憩。

この先、17Kmの標茶町までも給水は当てにならないので、ペットボトルを追加。

起伏がないが、牧場しかない平坦な道、まっすぐな道をひたすら走り&歩き。

標茶町に入り中心部まで10Km手前の磯分内集落でコンビニ。

給水とガリガリ君で生き返る。

食堂でラーメンでも食べたかったが、店はなし。

コンビニのシュークリームでエネルギー補給。

しばらくは走ることができたが、その後は歩きが入る。

流石にバテテきた。

16時半、釧路川を渡り、標茶駅近くの三楽荘に到着。

おかみさんが、心配そうに待っていてくれたそうだ。

夕飯はマスターと歓談。楽しく食事し、ビールもうまかった。

向かいのスナックで地元の若者集団がカラオケ11時過ぎまで騒いでいた。

目が覚めてしまったので、コンビニで調達して1時間ほど飲みなおした。

体はバテテいるが、胃腸は元気だ。

 

3.  3日目 標茶町〜塘路 22Km

朝から雨模様、午後から本降りの予想。体はバテテいるが、胃腸は元気だ。

釧路まで48Kmなので、夕方には到着できるが、

本降りでしかも、塘路から先は丘越えが続く山道。

給水給食場所に不安がある。ちなみに塘路までの20Km

途中に自販機や、コンビニはないという。

予定を変更して、塘路まで行き、そこから電車で釧路に向かう。

塘路に12時頃到着、電車は13時発。

朝食をしっかりとり、7時45分出発。ジリ模様。気温は20℃。

体の疲労、脚の具合を見ながらゆっくりジョグペース。

郊外に出てから、歩きを交える。

1両編成の電車が2度通過する。釧路川が滔々と流れている。

17Km付近、10時40分、コッタロ湿原が見えてきた。

 

シラルトロ湖、塘路湖を見ながら走り歩く。

11時半、塘路の街の入り口で、予定していたラーメン屋に到着。

味噌野菜ラーメンを食す。天気予報どおりで店を出ると本降り。

12時塘路駅に到着。ベンチでごろ寝。

 

13時過ぎの1両編成の電車で釧路に向かう。車内は、観光客が多い。

車窓からは、釧路湿原が広がっていた。