157  北海道マラソン 2019

〜ペースメーカ魂と若手ランナーよ未来へ続け!!〜

     

N○○アカシア走友会の恒例大イベント。

今年も走友会仲間の勝手にペースランナー努めます。

1昨年は2名サポートし、若手女子ランナー(Kさん)1名は

初マラソン初完走達成(4時間40分)に成功。

昨年は3名サポートするも全員関門に掛かり完走できず。

今年は、若手女子ランナー1名で昨年のリベンジFさん。

5月に洞爺湖マラソンも、サポートして5時間18分で完走。

今回の完走は十分期待できる。

唯一の不安要素は、昨年の北海道マラソン、今年の洞爺湖も

ハーフを過ぎるとペースダウン。

走力が不足しているのが課題。

 

1. 準備

来年は、札幌での仕事の任期がきれるので、参加できるかどうかわからない状況。

Fさんも来年は異動の年なので、最後の参加になるかもしれない。

ペースランナーとして、1月から月間走行距離は常に200kmを維持。

体調は万全の態勢で臨む。

天気予報は、午前中は一時的に雨は降るが、午後は晴、気温も25℃を超えそうだが、例年の暑さはなさそうだ。

毎年のように、大通4丁目の会社に荷物預かりして、本州からのグループ会社社員の参加を含め30名ほどが、

顔を合わせる。記念写真を撮る。

(筆者;右下1段目黄色シューズ)

今回のサポートするFさんも合流し、さあ出陣。

走友会のウエアで完走を目指す。

ウエストポーチには、ゴールの写真を撮るためのカメラ、携帯電話。

スタート地点で走友会のベテランランナー2名も合流した。

 

2. 目標

サポートするのはFさん1名。昨年は、30Km関門2分足りずアウト。

雪辱を晴らすため、5月に洞爺湖では、一緒に伴走し、5時間18分で完走。

走力として5時間以内完走の実力ははあると思うが、当日の気温と練習量が完走可否のポイントになる。

完走のためのA&Bプランはあるが、目標はは、ハーフもしくは30Kmまでは、

630/Km前後、その後は7分前半で4時間50分前後のゴール(スタートで10分ロスのため)。

最低条件は30Km関門3時間42分をクリアすること。

その後は、本人の気力に頼るしかない。

最悪Cプランは制限時間の関門後もゴールへ向かう。最後までランナーらしく全うすること。

 

3. マンラソは常に人生のドラマ(その1)!!

Fさん、快調に走る、630秒前後で走る。昨年より、若干遅めだが、

洞爺湖の完走体験が功を奏して、ゆったり安定感のある走りだ。

Km,10Kmと給水も順調に15Kmと進む。予定より45分余裕がある。

昨年より安心して伴走できる。フォームもくずれない。

16Kmのコンビニでトイレ休息。

残念だがここで時間の貯金はなくなり、予定より早くもここからが勝負どころとなる。

20Km手前で、Fさんペースを落としたいと申し出がある。

足の運び、表情に気になるところはないが、大事をとってペースダウン。

Km6分台後半から7分台にペースにおとす。完走にはぎりぎりだがまだいける。

が、脚の運びが良くない。膝が前に出てこない。

走友会エイドで、コーラなどで給水。明らかに動きが良くない。

ひたすら声をかけ、ペースを維持できるように努める。

その後は、ペースが落ち始めKm7分台後半から8分台に突入。

後続ランナーからどんどん抜かれていく。

25Km関門はほとんどギリペース。

一気に9分台まで落ち込む。昨年と同じ状況になってきた。給水は、先回りして手渡す。

励ましの声をかけるが、表情に気力は感じるものの、肝心の脚が動いていない。

Cプランが現実的になる。

声をかけ続け、気力が萎えないように努める。

まずは折り返し、1Kmずつ確実に走ることしかないが、ペースはKm9分台。

30Km手前で、関門通過は不可能になる。

しかし、Fさん気力は十分。

リタイヤバスに乗らないで、最後までゴールを目指すことを確認。

気持ちを入れ替えて走る。

歩道は歩くランナーばかり。むなしいな〜。

30Km関門でバスに乗るランナーを見ながら走り去る。

ここからがまるで人生そのもの。

ゼッケンを外し、歩道を走る。Fさん膝に負担がかかり痛みが出たので、しばらく歩くことにした。

もう歩道を歩くランナーは見当たらない。

新川通りは、本当に長い。

ときより通過するリタイヤバスから声がかかるが断る。

店じまいの私設エイドで、何とか給水をお願いする。

想定外なので、小銭を携帯していないのが大失敗!

 

4. 4マンラソは常に人生のドラマ(その2)!!

実は完走できることを想定し、切り札を用意していた。

30Km関門はクリアできても、その後の関門時間が厳しい、

Km7分前半で走らないと、その後は間違いなく制限時間に引っかかる。

切り札は、35Km関門で、一番苦しいところで奮起を期待するため

Fさんの応援団Sさんを手配。

大会数日前に、Sさんに昨年からこれまでの事情を説明し、30Km関門で待ち合わせ。

予定を1時間程オーバーし、携帯で給水の手配をお願いして、合流。

Fさん、Sさんの応援と給水で一息入れた。

気を取り直して、究極のプランDSさんにもゴールまで走ってもらうことにした。

3人で北海道マラソン完走をめざす。

昨年、走れなかった37Km過ぎの会社のボランテュイアエイド、40Km手前からの北海道大学構内、

ゴール手前の赤レンガ構内を進み、赤レンガをバックにした写真スポットで記念写真(無料)。

大通5丁目にはいり、すでにゴールゲイトはないが、3人でゴール写真。

本当の最終ランナーでした。

6時間少々かかりましたが、普通の大会では味わえない貴重で、

かつ人生観を感じるすばらしい時間をすごしました。

  Fさん、Sさんお疲れ様。これからの人生の大事な思い出と糧にしてください。

  いずれ、二人で完走してください。

 

5.おまけ.

近場のジムで、風呂に入り、走友会の1次会で反省会、2次会3次会で来年に思いをはせ、

北海道の夏の終わりを偲んだ。

 

6.まとめ

残念ながら、制限時間内完走できませんでしたが、改めて、マラソンの意義を感じました。

 

フルマラソンやウルトラ完走は、用意周到な作戦が大事です。

(1)練習を続けることの地道さ。

(2)疲れている時は休むことの勇気。

(3)故障、怪我しないこと。

(4)走ることの楽しさ、喜び、なぜは走っているかの意識。

(5)完走することの感動。

ができれば、必ず達成できると信じています。

私の経験から言えば、

「ランニングは自分一人が全てです。

気づかない人が多と思いますが、

いろんな人からのアドバイスや応援、協力がなければできません。」

人生観になぞらえるのも理に適うところがあると信じています。

 

「人生は世のため人のため、健全な精神は、健康な体から。」

私の人生訓です。

 

次回の予定

・走友会のイベント豊平川サーモン駅伝(916日)