156.十勝岳トレイルin かみふらの・びえい2019

     ( 53.Km、制限時間10時間 )

久々のトレイル大会に参加。

北海道のトレイルコースは、登山道やスキー場などを走るケースが多く、

本州の大会とは少々様子が異なると感じている。

登山道が多いと下りでの転倒の危険が高まるので、

怪我には十分気を付けなければならない。

今回の十勝岳トレイルはほとんどが林道で、

登山コースも比較的安全なようなので、参加することにした。

山から富良野周辺の景色を眺めるのも楽しみだ。

 

参加者は、走友会メンバー3名(30代女性1名、60代男性2名)で、

午前3時半、札幌出発、三笠で高速道路をおりて、

芦別を抜けて中富良野にでる。

スタートゴール会場の上富良野の日の出公園(スキー場)に5時半ごろ到着。

 

1. 準備

台風から熱帯低気圧に変わり、北海道への大雨の危険が和らぎ、

気象庁発表では富良野周辺での降水量は10o程度で、

コースは荒れていないと判断した。

天候は晴曇、気温は27℃前後になるようだ。

半そで、ハーフパンツ、トレイルシューズ。

リュックには、熊鈴、ウインドブレーカ、サバイバルシート、伸縮スティック、

カメラ、携帯電話、大福餅、350mlのボトル。

2時起床なので、前日は早めの晩酌を済ませて、夜6時過ぎにゆかにはいる就寝。

朝食は、車中でサンドイッチ1個、おにぎり2個、シュークリーム1個、紅茶。

睡眠、補給もしっかりとれた。

 

2. コース

  日の出公園から、林道を通って、土石流災害対策の砂防施設のある河原をさかのぼり、

望岳台から十勝岳避難小屋(標高1330m)までの登山道を登る。

  下りは、吹上温泉までは自然保護のため歩行区間。

この先は、ひたすら下り坂を走ることになる。

エイドは4か所。標高差は約1000m、距離53.5Km

 

3. スタート&ゴール

7時スタート。目の前のスキー場の斜面約300mほど登る。

前回のようなRED BULL400ではないので、

走るよりは、ほとんど歩いて登る。

畑や牧場のある丘陵地帯を8Kmほど走ると徐々に林道らしいところを走る。

9.5Kmの第一エイドまで標高差約250m、

少々きつい坂も坂道用のギアチェンジで走りぬき、

1時間ほどで到着(1時間2分経過)

ここから前後にはランナーが少なくなって、視界に入らない。

前方はかなり早いランナーの集団であろう。

ここからだんだん勾配がきつくなる。

急な坂はウルトラマラソンペースの速足の歩きモード。

それ以外はしっかり走る。

19Km地点で驚きのルートを歩くことになる。

土石流対策の砂防施設をこえると、大きな玉石ごろごろの河原を歩く。

ここからスティックを使用開始。

足元十分注意しながら約500m程歩く。

小川も何とか足をぬらさず渡る。

河原を抜けると望岳台に向かう舗装道路に抜ける。

気持ちよく2Km程走りながら、右手には富良野市内がきれいに見える。

左手には十勝岳、頂上は雲がかかっている。

 

望岳台の21KmエイドまでKm7分台ペースできた2時間29分経過)。

ここから登山道、コーラをいただいて気合を入れる。

入口の石碑で観光客に写真を撮っていただき、気合を入れなおして、

スティックを使ってガンガン歩き登る。

登山客は少なめ、前方に色とりどりのランナー集団が見えてきたので、一層気合が入る。

折り返し頂上の避難小屋近くで外国人のアベックに声をかける。

フランスパリから旅行で来たそうだ。

挨拶を終えて、避難小屋到着。23.5Km地点(2時間45分経過)。

Km1113分で登った。

登りで大分ふくらはぎを使ったが、それほど疲労感がない。足腰にも特段疲労感はない。

持参した350mlの水を飲み干す。

下りは慎重にスティックを使って降りる。

足元をしっかり見て、つまずいて転んだら、

ギザギザ溶岩で絶対怪我すること間違いなし。

300m程の区間が唯一ランナーとすれ違う区間である。

同時に下界の見晴らしもいいので、写真を撮る。

走友会仲間とすれ違ったので、また写真を撮る。

言葉を交わしたが、いつもより、へばってる感じだ。

途中から、吹上温泉に向かうルートへ変わり、程なく行くと歩行区間が2Km程つづく。

Km1314分で歩行。

起伏の多い溶岩の合間を進む。

吹上温泉まで来ると、その先は舗装道路の下り坂が2Km続き、

その後林道に入ってからも下りがつづく。

吹上温泉から7Kmくらいの下り坂。

下り坂で登りで疲労したふくらはぎを休め、

極力体の力を抜いて全身を休める。

太ももには坂道のブレーキをかけるのでどうしても負担がかかるが、

太ももを休ませることは十分できる。

ウルトラ走りのノウハウを生かして気持ち良く下っていく。

Km6分前後で走ったことになる。

33.5Kmエイドで4時間25分経過。

 

ここからは基本下りだが、時折登りも出てくる。

急な登りはウルトラ早歩き、下り平地は、楽な走りで進むと、

前が開けて、富良野市内が見えてきた。

最後のエイド42.5Km到着(5時間23分経過)。

エイド間をKm6分半程度なので、下りを上手に走れた。

 

ここから緩やかな下りが続くがダムを渡ると突然登り坂、

その後も、畑や牧場の続く丘を登ったり下ったりが続く。

歩きと走りを混ぜながら進むが、疲れも溜まってきたので、

このあたりが一番苦しかったような気がする。

     大きな舗装道路に出て、登りきると右手の道に誘導され、

もうすぐスキー場になるようだ。

その手前で、日の出5遺跡があったので、写真をとる。

スキー場の裏手から登って、下りの花道のスロープを下ると、アナウンスで名前が呼ばれる。

気持ちよくゴール。53.5Km6時間3314秒。

 

4. おまけ

総合成績 58/176人  

男子60代では 1/4

走友会メンバーの男子60代のIさんは2位、

30代女子のNさんは1位と年代別で全員入賞です。

  とにかく若いランナーの多い大会でした。

 

  コース上で熊の糞を3か所で確認。

地元の方によると、周辺は熊の巣だそうです。

とても単独では走れません。

   翌日は筋肉痛、4日後で回復。

  次回は北海道マラソンで走友会のペースランナーを務める。

 

次回の予定

・走友会のイベント⇒北海道マラソン(825日)&豊平川サーモン駅伝(916日)