148.北海道マラソン

 

昨年に引き続き2度目の参加。今年も暑かった。

 

7月の大雪山ウルトラトレイルの体の疲労度は、100Kmマラソン並みの破壊力(免疫力が低下)。

1週間は完全休息とした。

7月下旬の走友会の夏合宿で野幌森林公園の12日のキャンプ。

体のリハビリがてら、ジョグペースでメンテナンスするも、なかなか風邪が抜けない。

会社の懇親会も重なり、回復しないまま夏休みに突入。

二女の転職に伴う引越で蒸し暑い東京で体力消耗し、一向に体調がもどらない。

大会1周間前の豊平川夕涼みマラソンのN○○走友会の応援がてらの練習で、

体力はを回復を感じながら何とか大会2日前には、しっかり走れそうな感じにまで到達。

 

○目標

 今回は、昨年と違って、1ヶ月患った風邪の病み上がりもあって、

最悪はリタイアも生じかねない体調。完走を最大の目標とした。

併せて、初完走目指す走友会仲間Tさんの伴走することとなった。

更に、当日、1週間前に初めて豊平川夕涼みマラソンで20Km初完走した入社3年目の社員Kさんも、

フル初参加初完走を目指すということで急遽二人の伴走することになった。

 

制限時間は5時間なので、ネットで4時間30分から50分の6分半〜50/Kmペースが目安。

気温が25℃前後になるので、慎重なペース配分と給水給食タイミングが完走のポイントになる。

 

 

○スタート前

 走友会メンバーの荷物は大通の会社に置かせてもらい、全員で記念写真。総勢30名を超える。

道外からも5名ほど参加。皆完走と目標達成を目指して、会話が弾む。

走友会メンバーの殆どはおそろいの赤いユニフォーム、胸と背中に走友会ネームがプリントされている。

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○スタート

気温は18℃くらいであろうか、涼しい。天候晴。雨の心配はない。

昼間は晴曇り、今年も27℃まで上がる予想。

コースには日陰がないので体感温度は、照り返しで30℃を越える。

参加者はフルで1800人弱。

9時スタート。

大通公園西4丁目の交差点がスタートになるが、

初完走目指す二人に合わせて、記録別にスタートするので、

西7丁目辺りからしばらくスタート地点まで歩くことになる。

実際のスタートには8分ほどかかる。

 

大通4丁目からすすきの交差点を抜けて、中島公園の入り口を左折。

混雑が激しいので、二人の位置を確認しながら道路の端を走る。

キロ6分半ペースが目標。

 

幌平橋をわたっても依然として混雑。

地下鉄中之島駅を通過し、中之島17丁目を左折。

平岸小学校を左折し北上する。

このあたりで約5Km地点(308秒ネットタイム)

予定より早いペース。

Tさんの位置がなかなか確認できなくなってきた。

Kさんは、初心者特有のペースが徐々に上がり始めてきた。

並走しながら、ペースを落とすようにアドバイス。

 

地下鉄平岸前を通過し、南7条大橋まで戻って、

創成川沿いに北上し、テレビ塔横のアンダーパスを抜ける。

下りは全身リラックスして脚も腕も肩も休める。

登りは、ふくらはぎを使って走って腿を休ませる。

けっこう大事なポイントです。

このあたりで10Km地点(1時間25秒)

依然として早いペース。

Tさんを完全に見失った。

あとは、新川通での折り返しあとのすれ違いで見つけるしかない。検討を祈る。

Kさんは、相変わらず前に出たがるのだが、会話をしながらペースを抑えるように努める。

 

7条通りに入り、北大校内を右に見て、左には競馬場を見ながら北上する。

依然として大集団が途切れることなく進んでいる。

このあたりから、意識してペースを落とす。

630秒前後と本来のペースで走行。

後半のスタミナ温存のため、30Km付近までこのペースを維持することが大事。

5Kmごとに給水エイドがあるので、しっかり立ち止まって給水。スポンジで首筋を冷やす。

しっかり汗もかき始め、体も軽くなり始めたころ。

 

新川通に入り、JR学園都市線の手前で右折。

札樽自動車道を越えて左折し、新琴似の町中を進むと、先頭集団がやってくる。

気温が徐々に上がってきており、20℃を越えたくらいであろうか。

15Km地点で1時間32分。

まだ、ペースは若干早いが、Kさんの会話の息遣いも楽なので順調なペースといえる。

完全にジョギングをしている気分。疲れは特にあらわれていない。給水はしっかりとる。

 

新琴似213丁目を左折し、西野屯田通りに入り新川と琴似発寒川の分岐路で再び新川通を北上し、

ハーフ地点の折り返しまで進む。

このあたりから、疲労が息遣いと横顔をからうかがえる。

意識して会話をするようにして、強制的に酸素吸入を促す。

ペースを抑えるようにアドバイス。エイドのスイカは塩がきいておいしい。

ここまでは、日差しが強くないので涼しく走りやすい。完走の環境は整っている。

 

道路が広く、折り返しのランナーをすれ違うので、

赤いランイングシャツを着ている走友会メンバーを見かけては声援を送る。

今年は、走友会のユニフォームなので、こちらに気が付いてくれて、声を掛け合う。

 

とはいっても、気温は明らかに25℃を越えているが、体感的には30℃はいっていない。

汗もそれなりにしっかり出てきた。

手稲高校を通過し、前田公園の先が折り返し。20Kmで2時間5

6分半ペースをしっかり維持できている。

ハーフで2時間13なので、極めて順調。

Kさんに順調さをつたえて、気分的リラックスさせる。

思った以上に疲労感を感じていないようだ。

 

去年より涼しいせいか、ばて気味のランナーは少なく、大集団が折り返し後も多い。

徐々に追い抜かすようになってきた。25Kmで2時間39分。

会話を途切れないようにして、疲労感を紛らわすように努める。

なんとか、がんばって問いかけに応えてくる。

さすがに疲労感が出てきたようだ。自ら給水しましょうと言ってくる。

しっかり立ち止まって給水。

あわせて、トイレ休息(約4分)。

さて、ここから、どう引っ張っていくか、Kさんの脚の動きや息遣い次第で考える。

ちなみに、自分の体調は、思った以上に調子がいい。

30Km走ったので脚の疲労は出ているが、ジョグペースなので、負担は少ない。

反対方向から来るであろうTさんを探すも見つからない。

休息を取ったので、気分一新、順調と励ましながら進む。

30Km地点で3時間15

 

ペースは6分半/Kmを意識して、会話を途切れさせないように話しかける。

32Km地点の走友会エイドで、コーラやスイカをいただいて元気復活だ。

35Kmで3時間49分。

 

あと2.5Kmで会社のボランティアエイドがあるので、Kさんに、

「そこまでなんとかがんばろう。そうすれば、あと5Km!」と励ます。

大きくうなずく。完走のイメージが表れてきたいい兆し。

というか完走は間違いない。

37.5Km地点で、会社のボランティアが参加している。

Kさんまだですか、まだですかと、バテバテ感がでている。

会社のボランティアにしっかりお礼の言葉を伝えて、ゴールを目指す。

腿を前に意識して出すようにアドバイス。

Kさん脚運びは、大丈夫だが、問いかけに反応しなくなる。

「ここで歩いたら、完走できない、最後の踏ん張り」と励ます。

ここが一番苦しいときだ。声を出しながら息継ぎするように促す。

私の声を上げながら息をしていると、真似をして声を出してくれる。

何とかいけそうだ。歩くランナーを増えて、どんどん二人で追い抜いて行く。

コース全体に沿道の声援があり、ランナーにはありがい。

北大公園内に入り、日差しを遮る木陰あり、疲労した体には気持ちがいい。

Kさん依然無口状態が続くが、かまわず、話しかけて少しでも気を紛らわせる。

私も脚の疲労感大きくなり始めた、ペースを落とさないようにもうひと頑張り。

歩き出しランナーを増えだした。校内を通過し同庁へ向かう。

さすがにばて気味だが、ジョグペースは変わっていない。

40Kmで4時間23分。

 

道庁内もしっかり走り抜ける。初めてのフル挑戦で大した最後の頑張りの走りだ。

道庁抜けたところで、Kさん最後の泣きがはいった。

「先に行って下さい!」私も経験のある言葉、本当にバテた証拠だ。

一緒にゴールだ、もう少しだ。ゴールの写真のポーズ考えようと最後の励まし。

会話に応えず、荒い息づかいで必死に走っている。

ついに、大通りに入り、万歳しながらゴール4時間3844秒。

Kさん本当によく頑張りました。大したものです。

一生の思い出、そしてフルマラソンランナーの誕生です。

 

Tさんは、30Km地点で制限時間でリタイア。

来年こそ、完走目指しましょう。

 

午後3時から、会社の近くで懇親会20数名参加。

皆で反省会、反省の足りない人は2次会3次会を重ねた。

11時過ぎに帰宅。走ってる時間より長かった(反省?)。

 

次回の予定

 

918日 豊平川サーモン駅伝