134.人吉街道(佐敷〜球泉洞〜人吉)

 

2015418日 午前900 晴 47.4Km

 

オレンジ鉄道佐敷駅から降りて、薩摩街道から人吉に向かう人吉街道をめぐる。

朝から晴天で、佐敷川沿いを西へ向かう。

宿場町を過ぎて山間に入ると、用水路整備記念 林満右衛門彰徳碑がある。

しばらく行くと、県道を挟んだ佐敷川の反対側に、標識を発見。相良往還のまきさぶれ坂の案内。

人吉まで続く道であるが、事前の調査不足なので、入り口を確認して、街道へ戻る。

 

祝い坂集落へ向かう。 集落センターの脇から、街道に入る道が相良往還 角割坂が始まるが、

山道は沢。藪がひどくての進めない。入り口で黒い蛇に出くわし、引き返す。

 

迂回することして、告集落に、向かう旧道を進む。峠を越え集落の入り口に高尾城跡も案内がある。

地元の人に聞いて一勝地に向かう街道を確認する。告坂を上るが、藪が多く、中腹までしか行けず引き返す。

 

球磨川にでると球泉洞。ここから渓谷が続く。槍倒しの瀬を過ぎ、清正公岩のトンネルを抜けてから、

告坂の反対側に向かう。ここも、少し上ると藪の状態で進めない。

 

このあたりは、つい最近まで、携帯電話がつながらないエリアであったらしい。

告御番所跡と坂の入り口を確認して、JR球泉洞駅に引き返す。

 

姑落とし、大阪間改所、大阪間地蔵堂のある旧道を進み、日本三大急流 高花の瀬をみながら

柴立姫大神に到着。

直立した地層と二俣の瀬、池の下台場跡、一勝寺、一勝地阿蘇神社と境内の庚申塔をみてから、

集落にある食堂で昼食休憩。

渕田酒造本店、はまぐり石 セキソの地蔵、一勝地駅を過ぎると、鵜口観音堂までは、静かな渓谷沿いを

進む。途中川を下る、カヌーやボートとすれ違う。

鵜口観音堂を参拝し、相良橋を渡ると人吉方面が開けてくる。

茶屋子安観音のさきにJRを横切り、高台にある雲泉寺につくと人吉方面からSLが煙を吐きながら走ってくる。

寿泉寺をすぎると、人吉市内に入る。旧道には馬場子安観音があり、住宅地を抜けて人吉温泉にはいると、

珍しい牛乳焼酎を酒造している大利一酒造で、利き酒をして一休み。八坂神社を過ぎて、青井阿蘇神社に到着。

観光客も多く、ここで記念写真。

桜馬場、札の辻、出町地蔵尊を過ぎると東京の代々木公園で日本初飛行した日野熊蔵の案内板がある。

人吉大橋の手前に、夫婦えびす神、五木の子守唄の碑を見て、新町地蔵堂、西郷隆盛の宿泊所であった武家屋敷の堀合門

まえを進み、永国寺に到着。ここは、ゆうれい寺とも言われ、ゆうれいの掛軸がある。

 

その他に、西郷本営跡碑、朝鮮出兵時の千人塚石塔(耳塚)、人吉二番隊士の碑、近代西洋歯科医学の先駆者一井正典の墓もある。

人吉城跡内を巡ってから、きょうの目的である人吉温泉元湯でゴール。

温泉でゆっくり体を休める。

 

人吉駅までの帰り道は、梅花の渡し跡、若宮神社の夫婦塚、曼陀羅川、祇園社、大信寺、川上哲治生家の跡

を見て回り、鍛冶屋通り、みそしょうゆ蔵、ウンスンカルタのある鍛冶屋町で、うなぎで有名な上村うなぎ屋で夕飯をとる。

夜6時、人吉駅から熊本へ向かう。