131.薩摩街道(熊本)
2014年9月28日 午前11:30晴(熊本城〜松橋) 23.5Km
熊本城南側にある札の辻を出発し、明八橋を渡り、市内中心部を流れる白川に架かる長六橋を渡ると、
ほどなく薩摩屋敷跡がある。
向山小学校前の旧道を進み、鹿児島本線添いに進むと、川尻の宿場町に入る。
河尻神社へ参拝し、椎田薬師堂、山伏塚を過ぎると、
天明新川を渡る。高札橋を渡ると宿場の中心地となり、
本陣跡、川尻薩摩本営跡、川尻御蔵前の船着場
、上田休と町奉行所跡など
昔の風情を残した旧跡が並ぶ。
加勢川、緑川を渡り、西に向かい鹿児島本線を渡る旧道を進む。
田んぼの中を進むと三里木の跡がある。
寺子屋の跡である智円寺を通り、馬問敷跡の西安寺を過ぎて宇土市内に入る。
なかばる地蔵前を通り、一里木町には水道塘がある。
再び鹿児島本線を超えて、松橋町に入る。
気温は30度をこえており、ばて気味。無理せずに今日は松橋から熊本に電車で戻る。
2014年10月4日 午前10:30晴(松橋〜八代) 33.4Km
松橋神社に参拝し、近くにある宇賀岳古墳へ立ち寄る。
旧道にもどり、五里木跡を過ぎてしばらく行くと、
景行天皇之御遺跡である心吉という地名の場所に出る。
豊福小学校近くの豊福阿蘇神社を参拝し、途中から国道3号線を南下、
三軒屋番所・関所跡、
七里木跡を進み、吉本宿に入る。
山裾の道を進み、八里木跡、法道寺跡を過ぎると氷河を渡ると宮原宿となる。
ここは火の国発祥の地である。
親地蔵・子地蔵を過ぎて、宮原小学校前の道標を確認して、
旧道を進むと早尾六地蔵、九里木跡がある。
東側の山には九州自動車道が走っている。
しばらく進むと畑の中につるの湯温泉がありここで休憩。
八代ICを超えて、十里木跡を過ぎて、八代駅北側の日本製紙工場の前を通り、
八代駅で今日は終了。
2014年10月11日 午前10:30晴(八代〜田浦) 45.2Km
肥薩おれんじ鉄道で八代駅に到着。
八代駅北側の旧道を進み、官軍(衝背群)本陣跡の光徳寺に立ち寄り、
八代市中心部の商店街に出る。八代城を散策し、
近隣の松浜館、織田信長供養塔、泰厳寺跡、泰勝院跡、
金立院のキリシタン墓碑などを見て、札の辻、十一里木跡のある河童渡しに出る。
前川、球磨川を渡り、八代工業高校前から国道3号線を南下し、肥後高田駅に着く。
更に3号線を進むと八代南ICのところに、万葉遺跡 野坂の浦がある。
昔はすぐそばまで、海岸線が迫っていたようだ。
すわぶき地蔵尊、日奈久阿蘇神社を過ぎて、日奈久温泉に入る。
街道沿いには、上野窯(旧細川家御用焼)、日奈久温泉センタ、六郎の湯碑
、金波楼、松の湯など昔の雰囲気のある建物が残っている。
しばらくすると八代海にでる。十四里木跡からは、海が見渡せて気持ちがいい。
肥後二見駅からは山間に入る。道路に沿って、旧道が走っており、眼鏡橋が多数ある。
新免眼鏡橋
、赤松第一号眼鏡橋、大平眼鏡橋、薩摩街道御籠据所跡、
小籔眼鏡橋、須田眼鏡橋を渡った先は旧道がとぎれていたので、
引き返して、山間の車道を進み。赤松太郎峠にでる。
手前の採石場には、放し飼いの犬が数頭おり、追いかけてくるので、怖かった。
車道から、石畳の旧道を下る。
台風などの影響で、足元は荒れていた。
十六里木跡、合戦場の首塚を過ぎると民家が多くなり、ほどなく、たのうら御立岬公園駅に出る。
ここからは、公園内にある、温泉センターを目指す。
途中に、万葉文学真跡野坂の浦、和田厳足の墓、丸山古墳などがあり、立ち寄る。
温泉センターで疲れを癒して、
たのうら御立岬公園駅から帰路につく。
暑さにバテぎみと相変わらず街道の案内が少なく道迷うことが多いため、
予定より進まなかった。
次回は、熊本県内の薩摩街道を巡る予定。