123.姫街道(中山道裏街道)

 

信濃追分から本庄までの84Kmを2回に分けて走破

1回目(201255日)に 信濃追分から南蛇井(44.5Km)。

2回目(2012818日)に 本庄から南蛇井(39.3Km)。

2012年の街道めぐり、第8弾です。

中山道の裏街道として、信濃追分から下仁田に下り、富岡、藤岡を経て本庄までのルートを走る。

5月の連休と8月夏休みの2回に分けて走破。7月に転勤となり会社も変わったことから、2回目は8月までずれ込んでしまった。

これまでの土木関係の会社から、地図制作の会社へ転籍となった。会社の仕事に慣れる間はなかなか走る時間がとれないのが悩みの種。

会社が日本橋浜町から浅草雷門に変わったが、トレーニングの一環でチャンスがあれば自転車で通勤。

昼休みは外国人の観光客の多い浅草界隈や隅田川近辺をスカイツリーを見ながらの

ウオーキングや台東区スポーツセンターからのジョグなどで基礎トレーニングに励む。リフレッシュには最適な環境だ。

姫街道の由来(軽井沢町の女街道入口の案内板より)

江戸時代に「入り鉄砲」「出女」といって当時恐れられていた武器鉄砲の動きや江戸屋敷に住まわせていた

諸大名の奥方は人質的意義を持っていたので女人も出入は厳重に取り締まった。

したがって女人は関所を避けて裏街道をとおり用になった。これを女街道、または姫街道ともいう。

この街道はこれより本街道と別れ油井釜ケ淵橋を渡り風越山広漠たる地蔵ヶ原

を横切り和美峠または入山峠を往来したものである。

1. 信濃追分〜南蛇井 (55日 44.5Km

午前9時半、信濃追分駅を出発。快晴で、浅間山がきれいだ。

国道18号線の仮宿交差点の手前の旧中山道を西に進むと、遠近宮があり、

その先に女街道出発地点(中仙道との合流地点)がある。そばに馬頭観音もある。

南下すると旧道が残っており、

 説明: C:\Documents and Settings\t.fukui\デスクトップ\福井専用\HP再編成\新規HP作成作業\20120505-01.jpg

信濃鉄道を越えて、中軽井沢カントリークラブを過ぎると、甌穴(おうげつ)、釜の橋に到着。

発地地蔵尊をすぎると5Km地点。気温は25度くらい。すがすがしく気持ちがいい。馬取観音と地蔵菩薩を見る。

近くの民家に咲く山桜がとてもきれいだ。10Kmを過ぎると小高い和美峠にさしかかり、長野県軽井沢町から群馬県下仁田町に入る。

軽井沢方面への観光で向かう車でのろのろ渋滞。

ここから下りになり、上越自動車道下を抜けて、下仁田町西野牧で庚申塔群や夫婦岩を見ながら川の対岸にある清水沢の百庚申に到着

説明: C:\Documents and Settings\t.fukui\デスクトップ\福井専用\HP再編成\新規HP作成作業\20120505-02.jpg

気温は25℃くらいのだが、日差しが強く湿度が低いせいか汗はかなり出ているようで軽い熱中症気味になってきた。

街道の風情を残した25Km地点の本宿に1330に到着。

お腹も空き、暑さにもばててきたので、昼食は藤井(西牧)関所跡の先でとることにした。

説明: C:\Documents and Settings\t.fukui\デスクトップ\福井専用\HP再編成\新規HP作成作業\20120505-03.jpg

群馬名物かつ丼と下仁田こんにゃくの刺身をビールと一緒にいただく。

中小坂の交差点に道標を確認し、幕末に起きた高崎藩と水戸藩との下仁田合戦跡を見る。下仁田駅で電車の時刻を確認し南蛇井駅をめざす。

下仁田宿の本誓寺で水戸藩士の眠る墓をお参りし、伊勢山の百庚申を見ながら、現存する小坂坂峠道に入る。

峠には水戸天狗党峠越えの碑が立っている。

説明: C:\Documents and Settings\t.fukui\デスクトップ\福井専用\HP再編成\新規HP作成作業\20120505-04.jpg

峠の切通を抜けると市衛門坂 馬頭観音、山伏の供養塔がある(35Km地点1530)。

山間を抜けると上信越鉄道沿いの道を走り、南蛇井駅に到着(38.6Km 1605)。途中、道を間違ったりしたので、実際には44.5Km走破。

2. 本庄駅〜南蛇井駅 (818日 39.3Km

夏休みの後半に、残りの街道を走ることにした。早朝に自宅を出て、JR本庄駅に向かう。

本庄駅を900過ぎに出発し、以前に走った、本庄宿を抜けて、姫街道との合流地点の常夜灯のある本庄市千代田に到着。

説明: C:\Documents and Settings\t.fukui\デスクトップ\福井専用\HP再編成\新規HP作成作業\20120818-01.jpg

JR高崎線を越えて、藤岡市に向かう。関越道を越えて、埼玉と群馬の県界にある神流川にかかる藤武橋を渡り、民家を抜ける街道に道標がある。気温は30℃を越えており、水分補給も間に合っていないようだ。

視界が白っぽくなり、きらきらしており、完全に熱中症になりかけている。走るとふらつきやすく、危険なので歩きに変更。

様子を見ながら走りを入れることにした。八高線の群馬藤岡駅前を通り、254号線を進み多野郡吉井町でかたくりの里を見て吉井宿に入る。

入口には常夜灯があり、

説明: C:\Documents and Settings\t.fukui\デスクトップ\福井専用\HP再編成\新規HP作成作業\20120818-02.jpg

酒屋など昔の風情が少し残っている。宿場を抜けて、川を渡ると小野小町休み石がある。

下長根に常夜灯があった。福島宿に入り庚申塔、常夜灯、馬頭観音を見ながら富岡宿に入る(1500)。

空腹感も強くなり、水分補給も頻繁になってきたので、昼食をとる。チャーハンとビールで生き返る。

ここから残り10Km走りが中心となる。龍光寺で板碑、富岡製糸女工の墓碑を見る。

説明: C:\Documents and Settings\t.fukui\デスクトップ\福井専用\HP再編成\新規HP作成作業\20120818-03.jpg

時間がないので、富岡製糸工場は立ち寄らず。

七日市藩邸の跡の富岡高校前を通り、宮崎神社に向かう。

下仁田に向かう山裾の街道を進み途中道祖神をみながら上越道を越えて、南蛇井駅に到達(1630 39.3Km)。