120.水戸街道

北千住〜水戸まで 127Kmを走る

2012年の街道めぐりを第5弾です。3月18日、25日、4月1日の3日間で3水戸街道を走りました。

水戸街道は、江戸時代にの五街道に準ずる脇街道の一つ。

江戸千住宿(北千住)と水戸藩の城下町である水戸をつないでいる。

水戸側では江戸街道と呼ばれた。

水戸以北は岩城街道(または磐城街道)と呼ばれ、岩沼宿で奥州街道と合流し、仙台まで続いている。

水戸街道・磐城街道は奥州街道の脇道として江戸と東北をつないでいる。

明治時代以降は水戸街道と磐城街道をまとめて陸前浜街道と呼んだ。

 

水戸街道の出発点は、日本橋になりますが、日光街道、奥州街道めぐりで北千住の千住宿までは走っているので、

スタートは北千住駅からとした。

1.  北千住駅から佐貫駅(3月18日 53Km

午前7時半に北千住駅をスタート、早速駅前の宿場町どおりの旧道に入る。

ほどなく、高札場の公園をとおり、足立区千住5-24の道標を確認した後、小菅方面へ向かうため、

一度堀切橋を渡り、小菅JCTから西亀有の旧道に入る。

亀有1丁目の亀有上宿、一里塚をみて、ワハハ両さん像も見て、中川を渡り、新宿一里塚のバス停を通過。

新宿4-7には庚申塔、石仏。金町を通過し常磐線を越えてから葛西神社に向かう(900 10.9Km)。

千葉県との境の江戸川を渡って、金町浄水所脇で金町関所跡を見る。

松戸駅西側の旧道を通り、松戸宿の入り口の春雨橋を渡り、常磐線沿線に北上し、馬橋に入る。

馬橋坂を上り国道を渡り、小金宿の手前に小さな庚申堂があった(1030 21.8Km)。

国道をわたり、小金宿に入ると一月寺跡、東漸寺、旅籠屋などを見る。お腹が空いたので、小金駅前の団子屋で、牡丹餅を食べる。

駅前には道標があった。

根木内で根木内城跡を見てから、柏市内に入り、中新宿入り口に庚申塔がある。

宿場を終わりに一里塚、庚申塔のある香取神社がある。豊受稲荷を通過し、柏神社(1128 29Km)に着く。境内では市が開かれていた。

北柏駅の北側を通り、我孫子市に入る。

根戸の東陽寺の入り口に庚申塔、馬頭観音があり、その先は根戸坂を上り、我孫子駅をすぎると寿1-1で道標があった。

ここから我孫子宿の中心。本陣跡を見て、宿場のはずれの三叉路で道標が多数あった。

常磐線を越えて天王台駅の北側で柴崎神社に立ち寄る。庚申塔、馬頭観音があった。

大利根橋で利根川を渡り、取手駅前の中華屋で昼食。昼から雨模様なので、先を急ぐ。長禅寺に立ち寄る(1340 41.5Km)。

少し東側に取手宿本陣跡が公開されていた。

小雨が時折振り出してきたので、陣屋の写真を撮って、先に進む。

念仏院前に庚申塔。吉田小学校の南側の旧道を北上し、しばらく行くと、長兵衛新田の橋の袂に、道標があった。

その先には、旧陸前浜街道の説明板がある。直線的な旧道をしばらく走り、常磐線を越えて藤代宿に入る。

宿場の入り口に相馬神社、公民会館は宿場本陣跡。小貝川の文巻橋を渡る(1454 50.6Km)。

龍ヶ崎市に入り、馴柴小学校の過度に道標がある。

この先の佐貫駅前の通りの交差点から旧道と分かれて、佐貫駅に向かう(1510 52.7Km)。

2.     佐貫駅から石岡駅(3月25日 40Km)。

午前8時半、先週に引き続き、佐貫駅から若柴宿に向かう。

大坂を上ると宿場町に入り、延命寺坂、会所坂、鍛冶屋坂などが脇道に会った。

しばらく進むと成井一里塚跡の碑がある。向台小学校そばの旧道から常磐線を越えて牛久宿を目指す。

ここで、旧道を間違えて、国道沿いを進んでしまう。

牛久市中根町で、中根一里塚、荒川沖一里塚を見て、土浦市に入る(1018 11.8Km)。

荒川沖宿、中村宿を通過し、大聖寺で立派な山門を見る。入り口には馬頭観音。

土浦市中高津では馬頭観音がある。下高津では、下高津坂の中ほどに道標がある(1103 19.8Km)。

桜川を渡り、土浦宿の南門跡に着く。土浦宿に入ると、昔の風情が残る種物が散在する。

土浦城跡に立ち寄る。

桜橋跡、本陣跡、北門跡をすぎて、真鍋宿に入る。

東若松町に入ると旧道には松並木が残っている。

その中に板谷の一里塚がある。

中貫宿本陣を過ぎて、かすみがうら市に入り、下稲吉の一里塚跡を見て、旧道に入る。

下稲吉本陣跡で1248 30Km地点。

千代田石岡インターチェンジの手前の旧道に馬頭観音がある。

インターチェンジ手前は野寺坂、その上のインターチェンジの中ほどに千代田の一里塚がある。

恋瀬川を渡ると石岡市内に入り、清涼寺、金比羅神社を過ぎて、府中宿に入った。

宿場町の風情のある店が立ち並んでいる。石岡市民会館前に陣屋門跡の碑があった。

松平家の墓所である照光寺を見て、

石岡駅に向かう。140040Km

3.     石岡駅から水戸駅(41日 34Km)。

午前9時前に、石岡駅駐車場に車を止めて、旧道に向かう。程なく石岡一里塚と水戸街道道中絵図がある。

小美玉市の旧道に入り、竹原宿の手前に馬頭観音、道標らしき石碑を見ながら竹原宿に入る。

先週に引き続き、佐貫駅から若柴宿に向かう。宿場を抜けるとしばらく国道6号線を北上。

途中に、石仏や馬頭観音が点在している。小美玉市役所の北側の旧道は堅倉宿。

宿場内には水戸天狗党に焼き討ちされた門が復元されていた(復旧門)(1000 10Km)。

西郷付近で石仏。その後も石仏が点在。茨城町に入ると法円寺に立ち寄る。

この先は小幡宿で宿場内に石仏がある。宿場のはずれに清龍権現があった。

涸沼川を越え(1100 20Km)、坂を上ると長岡宿脇本陣がある。茨城町東インターを過ぎると水戸市内に入る。

元吉田に一里塚、庚申塔、馬頭観音がある。吉沢町の三叉路には馬頭観音がある。

市中心部の手前の薬王院に立ち寄り立派な山門を見る(1214 29.4Km)。

吉田神社で旅の安全を感謝して参拝。おみくじは中吉。

紺屋町には備前堀があり、ここが江戸街道の起点。

イオンのあたりが水戸宿の中心。

その先の交差点が陸前浜街道の起点。ここから石垣橋をわたり、桜川沿いに水戸駅に向かう。

河川敷の一部は水浜電車起動跡。午後1時に水戸駅に到着。