109.熊野古道 紀州路(紀伊宮原〜切目)

6月のつづきです。今回50.7Km 、紀州路162.7Km

 

関西出張の帰りに、前回の続きを走る。和歌山に泊まる。猛暑がつづき、日中は34℃に達する。今回は熊野の山の入り口である70Km先の紀伊田辺近くまで行きたいが、さてどうなることか。

○第3日目 724日 快晴 気温34℃) 紀伊宮原〜切目 (64015:50 50.7Km

朝から快晴で、既に熱さを感じる。紀伊宮原駅101Km地点)を出発して、有田川を渡る。中将姫ゆかりの寺である糸我徳生、糸我一里塚を見て、糸我王子社、糸我王子跡寺へと向かう。標石を確認して、糸我峠を目指す。山肌は一面みかん畑だ。峠に到着すると、湯浅の町並みが一望できる。

向こうの山には、風力発電が6基ほど見える。 夜泣き松、行者石を見て、里に下ると逆川王子社がある。小高い方津戸峠(方寸峠)を越えて湯浅の町へ入る。宿場町の風情が残る静かな町。土曜日の8時前なので、人通りはまだない。立石の道標を確認。久米崎王子への道を間違い通り過ぎてしまう。高速道路が見えてきた。広川ICの近くに井関王子跡、津兼王子跡を確認して、井関の町並みを進む。町外れに丹賀大権現社がある。河瀬橋を渡ると直ぐに、道標供養塔、河瀬王子がる。しばらくいくと馬留王子跡。立場跡115Km地点 8:49)。

ここから鹿ヶ瀬峠(大峠)を目指す急坂が続く。旧道の一部は道が崩れているのか、猪出没のせいか、封鎖されているので、迂回する。鹿ヶ瀬峠は小さな広場になっている。そこから下る道はまさに古道を感じる。少し進むと503mと熊野古道最長の石畳がつづく。滑らないように慎重に進む。

室町時代の板碑がある。長い坂を下り、金魚茶に出る。里に入った。沓掛王子跡、爪かき地蔵、馬留王子(西)跡、一里塚を抜けると広い畑jが続く。内ノ畑王子、今熊野神社を見て川沿いの畑を進むと内原王子神社(高家王子跡) 愛子の渕がある。125Km地点 10:33

 

一里塚を過ぎると、御坊市に入る。古道の説明案内人と観光客の団体が歩いている。善童子王子跡、愛徳山王子跡を一緒に見て、JR踏み切り前の海士(九海士)王子跡にくる。後で気づいたのだが、娘道成寺で有名な道成寺を通り過ぎてしまった。踏み切りで電車通過待ちの合間に今日最初の記念写真。

正午間近で暑い。町のはずれに岩内王子跡。ここから小高い丘を越えていく。塩屋王子跡(塩屋王子神社(美人王子)は風情のある神社で古道をめぐるTVの取材があったらしい。しばらくいくと海岸通を進むことになる。祓井戸観音からきれいな海が一望できる。

とにかく暑い。自動販売機での給水も忙しくなってきた。清姫草履塚を過ぎて海岸沿いを進むが吹き抜ける風は熱風。熱中症防止のため、和歌山高専前で、頭から水をかぶる。上野王子跡をすぎて印南町に入る。145Km地点 14:30

叶王子跡は小高い丘の上。水道があったので、全身水浴びをした。ウエアーの汗も洗い流す。印南港に入ると鰹節発祥の地の看板。斑鳩王子跡、切目王子社をめぐって、JR切目駅でゴール。152Km 15:48)。