98.しまなみ海道100Km

ウルトラマラソン50回目出場記念の大会!!

(満足満足。瀬戸内は、大きな大きな湖でした。とっても楽しい一日でした。)

1996年からジョギングを始めて10年、1999年千葉飛翔ウルトラマラソンを最初にして今回が記念すべき50回目のウルトラソンとなる。

ここ数年、年間の大会出場を減らして、その分年に一度イベント関東以外のエリアに遠征してきた。

2005年は岐阜県の「夜叉が池マラニック」、2006年は「新潟県のえちごくびき」と何時かは行って見たい大会に参加してきた。

今回は、記念すべきウルトラ50回目なので、風光明媚な瀬戸内海を横断する「しまなみ海道」にエントリーした。

 

今回の目標と対策。

初めてのコースは、マイペースをどう維持するかがポイント。

とにかく前半の40Kmは余力を持って通過することに心がける。

@    暑さ対策としての塩分補給

特に、6月上旬の入梅前は気温も高く脱水症状や熱中症にならないように水分と塩分補給が大切。

塩分補給は吸収の良い梅干にかぎる。体質を疲労からくる酸性をアルカリ性にするには最適だ。

A    ペースは、1Km平均7分台の維持。エイドでは必ず長くならないように休息。

このペースで行けば12時間台、順調であれば11時間台というところか。

 

スタート前準備

前日に、出張先の九州から福山に入り前日受付を済ます。久々に城定さんと出会う。夕飯を駅ビル内でとり、早めの就寝で体調を整える。

スタートは、福山城内の午前5時。4時半までにゴールの今治行きの荷物を預ける。

中間エイドでの着替えは、半袖シャツのみ。

シューズは、今回新調。バーゲンで購入したNewBalance M962 。

ウエストバックにはいつものとおりカメラ付き携帯電話、小銭。暑さが厳しい場合のための、氷をつつむバンダナ1枚。

午前5時スタート
今年で第9回目の大会。参加者は1100人あまり、主催者の海宝さんの合図でスタート。

気温は16度くらいで、涼しい。日中も23度程度と涼しいそうだ。

最初の20Kmは尾道大橋までの内陸コース。国道または国道沿いを走る。国道のトンネルをいくつか通る。交通量が多い。

早朝ジョグなのだが、東京よりちょっと蒸し暑く感じる。

20Km地点で2時間12分。

尾道大橋は階段を上る。向島内に入ると小雨が降る。天気予報では曇り時々晴。降水確率も10%ほどあり、涼しく感じる。島内のエイドで、西瓜をいただく。「ああ〜おなかがすいか」の親父ギャクがウケタ。

30Km 地点で3時間16とジョグペースを維持。因島大橋をわたり、因島島内を走る。コースの大半が内陸なので

景色はさほど楽しいものではないが。涼しく快適に走る。

(因島大橋、天気よくて最高)

35Km手前の因島アメニティ交流館で絞りたてのオレンジジュースが冷たくておいしい。何回もお替りする。カステラもおいしく、数個いただく。意外とカステラはスムーズに影響補給ができた。

日差しがだんだん強くなってきて暑くなってきた。時刻は920分頃。

40Km地点で4時間21分。

40Km過ぎてから生口橋が見えてきた。生口橋を渡り生口島にはいる。コース全体が海岸線で潮風は気持ちがいい。梅干をしっかりとっているせいか、疲労感も少なく胃の調子もいい。49.6Km 地点の海洋センタで肩袖ウエアに着替える。さすがにこれまで着た半袖ウエアはべとついた。50Km地点で5時間31分。

海岸線を右に見ながら多田羅大橋に向かう。サンセットビーチを過ぎた。今日は会社の駅伝大会。午前11時、スタート間直の同僚へTV電話をかけて様子を聞く。113分、多田羅大橋が見えてきた。多田羅大橋の中央が60Km地点で6時間38分。

橋への接続は全て自転車道が整備されていて走りやすい。TVでも紹介されているように、サイクリングを楽しむ観光客とけっこうすれ違い、声援をいただく。大三島に入る。海岸線を走るので気分爽快。大三島橋を渡り、伯方島に入る。朝取り立てのイチゴをいただく。甘くておいしい。塩羊羹がうまい。初めはあまいが、塩気が残るのでランナーには最適だ。時刻は12時を回っておなかがすいてきた。ウルトラの大会で空腹感を覚えるのは珍しい。よほど体調がいいようだ。伯方は塩で有名。塩ラーメンの暖簾を見て、より一層空腹感がます。70Km手前の伯方SCでそうめんが振舞われた。小鉢でいただくのだが、結局お替りを続けてたのでどんぶり1人前分いただいたようだ。伯方の塩でつけた梅干もおいしい。公園から伯方大島大橋が望める。70Km7時間59分。

伯方大島大橋を渡って大島に入る。会社の駅伝大会も全員ゴールしたころなので、電話をかける。TVの向うで缶ビールが踊る。対岸の能島、鯛崎島との間の潮の流れが激しく、渦を巻いているのがわかる。島内を約15Km走ることになるが、半分は内陸。島内のほぼ中央は峠になっていてきつい上りになるが、なんとか走りきる。途中サイクリングをする外国人と挨拶をかわす。午後から暑くなり始めたが、気温はさほど高くないようだ(23度前後)。だらだら汗にならないので、水をかぶるほどでもない。

80Km地点は9時間27分。

81Kmあたりから海岸線を走る。来島海峡大橋が見えてきた。橋を渡り終えればゴールは10Km以内。安心感とともに疲れが出てきた。エイドではいつも冷たい水や麦茶あって助かった。これまで、自販機を利用することもなく、充実したエイドに感謝感謝。海峡大橋の総延長は約4Kmもあり来島海峡は壮大なのだが、対岸が四国である実感がわかないくらい近く感じる。橋の途中で記念写真をとる。もうこれが最後の橋となり、大会参加の目的もほぼ達成すると思うと、なんとなくさびしくなる。もっと瀬戸内を楽しみたい。3番目の海峡大橋での90Km地点は10時間49分。

(全長4Km来島海峡大橋 潮の流れが強い)

今治市内まであと10Kmとなったところで、ほっとする同時に疲労感も増してきたので、歩きを入れる。市内に入ってから距離が長く感じる。修復中の今治城を見ながらあと2Km。ゴールの今治繊維リソースセンタで100Km12時間24分。午後524分。お疲れ様でした。

ゴール後、関東管内のウルトラで一緒になった方から「今年は遠くまで来たんですね」 と声をかけられた。

 

追記:
天気に恵まれた。例年に比べて暑くないようで、浜風を受けて気持ちよく走れた。こんな体調がよくゴールできたのは初めてではないかな。ゴール後に即、ビールやつまみが喉をとおった。胃の調子もまずまずであった。ウルトラはマイペースで自然を楽しむのが一番と改めて実感した大会であった。翌朝、6時起床。松山空港へ向かい、帰京した。今夏は、東海道のジャーニーランでも楽しもうかな。

次回の大会は未定。7月は南房総、8月は東海道のジャーニーランを計画してみようと思う。