972007チャレンジ富士五湖112K

今年最初の大会出場&連続8回出場!!

(終日快晴、富士山がきれいでした。久々の100Km12時間台で満足、でもやっぱり111Kmは疲れました。)

2000年の大会から連続して8回出場。今年から117Kmは111Kmに変更され久々の五胡を完全に一周するコースが復活した。 距離が短縮されたのは、事務局の説明によると河口湖の北側にトンネルが作られて湖畔沿いより短縮されたことと 本栖湖畔途中からの折り返しが一周することにより全体で約6Km短くなったとの説明があった。

昨年10月えちごくびきの100Km以来の半年振りの大会。 月間200Km を維持できず練習不足なのだが、週末にまとまった距離のLSDでなんとか体調を大会に耐えられるように間に合わせてきた。

秩父札巡り三十四ヶ所ジョグ、会社の旅行会で横須賀経由で木更津ジョグ、

都内河川ジョグ(荒川、多摩川、仙川、野川、蛇崩川、九品仏川、呑川、内川、渋谷川古川、白子川、目黒川北川緑道、烏山川、石神井川桜川田柄川)、出張での英国内ジョグ、山手一周ジョグなど、ジョグのルートも広範囲になってきた。

今年最初の大会は天気がよさそうだ。たっぷりと春の富士五湖を楽しもう。

今回の目標と対策。

慣れ親しんだ大会であるが、春先の富士山の天気にコンディションを合わせるのは難しい。 なんといっても大敵は気温差。朝は0度前後。日中は20度近くまで上がり、疲労がピークに近づくゴール間近の時刻は10度くらいまでさがる。 暑さ対策よりも防寒対策が欠かせない。

 スタート前準備  

スタートは、防寒対策としてロングパンツ、長袖シャツ、ウインドブレーカ、手袋。

着替えエイドの準備は下記のとおり。

@27Km脱ぎ捨てエイドでは、ウインドブレーカとロングタイツを置いていく。

A50Kmエイドで、片袖シャツ、靴下。

B68Kmエイドでは、後半の防寒対策のため、長袖シャツ、ウインドブレーカ、ロングパンツ。

ウエストバックにはいつものとおりカメラ付き携帯電話、小銭。 

午後4時半スタート
久々に日曜日開催なので、土曜の午前中から高田馬場を出発。会場についてから、夕方、ヒョウが降る荒天。日帰り温泉の駐車場の近くに雷が落ちて煙が上がる。前日に受付をしたのでエイドへの預ける荷物の整理など準備は早めにできた。朝はゆっくり車の中で着替えができた。午前4時気温0℃くらいだが、防寒対策で寒さを感じない。あたりはまだ真っ暗だが、かすかに富士山がみえる。  

4時半スタート。112Kmの参加者は男女合わせて約330名程度(100Kmの部は700名、70Kmの部は470名)。10分も走ると空は明るくなり、富士山がとってもきれいだ。

時間内完走を目指すには、とにかく前半はゆっくりペースに徹するしかない。1Km6分半から7分で走る。毎回のことだが、忍野八海でトイレ休息。山中湖までの道路も工事が終わって今年は走りやすい。年々道路が整備されてきている。

20Km地点の山中湖湖畔で2時間10分。脱ぎ捨てエイドの先の30Km 地点で3時間14とジョグペースを維持。今回も女性ランナーをペースランナーに見立てた。気温が上がってきているのがはっきりわかる。約3Km毎のエイドで、しっかり給水と梅干による塩分補給。富士急ハイランド前の40Km地点まで、ペースは変えない。昨年に比べて明らかに体調はいい。天気がよくて乾燥しているようなので汗はすぐ乾いていく。注意しないと水分と塩分の不足になりそうだ。40Km地点で4時間20分。

河口湖大橋を渡って50Kmあたりで、最初の疲れのピークがやってくる。胃の調子も少しづつ落ちてくるのだが、今回は意識してペースを落としているせいか、胃の調子が悪くなる兆候が少ない。西湖に入る最初の急坂の手前で、梅ジュースを飲む。毎年ここで自販機で給水(コーラ)をするのだが、最近は普段のジョグで飲んでいるダイドーの梅ジュースに変更。飲みながら坂を少し歩いて上る。梅のすっぱさがすっきりして体に合う。

坂の途中の50Km地点で5時間32分。着替えエイドでもある西浜小学校で半袖ウエアに着替えて即出発。いつもはここで、5分ほど給食給水で疲れを癒すのだが、今回は疲労感が少ない。56Km地点の野鳥の森エイドではうどんがでる。ここまでのダラダラ坂がしんどいのだが、今回は走りきる。足の疲れとエネルギー補給のため、5分ほど休憩。消化が早まるように、うどんをしっかり噛みながら3分の1ほど食べる。精進湖に向かう登り坂も走りきる。山桜が終わりを告げるなか紅桜がきれいだ。

青樹が原の樹海を左に見ながら約1Kmの下り坂(橋)をゆっくり下る。60Km地点で6時間43分。下り終えると精進湖。いつもは交差点の売店でソフトクリームを買って食べながら歩いて休憩するのを楽しみにしているのだが、今回はまだいいや!という感じがしたので通り過ぎる。精進湖を後にする登り坂も走りきる。久々に歩きが入らないが、胃の具合は少しずつ下り坂。本栖湖までの道は登り坂が続くのだが、歩きは入らない。歩いているランナーがいないので走りきるペースをつかみ易い。本栖湖の68Kmの着替えエイドで早く休みたい。

エイドではトイレ休息と後半の防寒対策用薄手のウインドブレーカ(野辺山100Kmのオリジナル)をウエストバックに収納。体調が良いのでロングタイツは所持しなかった。70Km8時間8分。ここまでの体調から今後を予測する。正午までに65Kmほど走れたので、タイム的にはかなり余裕ができた。あとは、如何に疲労を少なくして胃に負担をかけないようにするかで、ゴール間近の冷え込みに対応できるかが決まる。

本栖湖の中程の高台までの坂も走りきる。本当に足の調子は良い。高台上の自販機で梅ジュースを購入。高い台で見る富士山もきれいだ。写真をとっておけばよかった。

本栖湖一周となる間近から歩きを入れる。ゆっくりペースでもきつくなってきた。足よりも胃がむかつき始めた。疲労がピークに近づきつつあるので休息が必要だ。歩きながら疲労を回復させる方法に切り替えることと、完全なウルトラ走りに徹するしかない。本栖湖駐車場に戻って80Km地点は9時間30分。歩きを入れたのでペースは1Km8分台となる。

本栖湖の売店でソフトクリームを食べる。食べながら歩いてゆっくり休憩。糖分をとったら、気持ちがほっとした。胃も元気になったようだ。走るペースはゆっくりながらも、安定しだした。樹海の橋は半分歩いた。野鳥の森は給水だけでうどんは食べずに通過。坂をくだって、精進湖はみえないものの蛇行する道は半分歩く。それでも、90Km地点は10時間48分。走りは1Km7分台に戻った。

西湖公民館の91Km地点では足のマッサージを受ける。どこまで効いているかわからないが、気分的に安心。西湖の周辺は蛇行していて距離が長く感じる。時刻も午後3時を回わった。ランナーもまばらになり、大会も大詰めに向かってきた。

歩きをどうやっていれるか、足も胃も故障させずにゴールすることを第一に走る。西湖を後にする坂から西浜小学校の先までの下り坂はゆっくり走る。河口湖が見えた。昨年はここら辺りで疲労から来る寒さと気温の低下でリタイア(101Km)。今回はまだ、ウインドブレーカは必要なさそうだ。それくらい全体的に天候も体調もいい。河口湖にもどってきてから自販機で今日3本目の梅ジュース。じっくり味わいながら歩く。あと何回この大会に参加できるのだろうかと思いながら歩く。前にも後ろにもランナーがたくさんいる。歩いてばかりいられず、半分歩いて半分走るペースが続く。

神社前で100Km12時間16分。久々の12時間台で100Kmを走った。

半分歩いて半分走るペースを続ける。河口湖を後にして緩やかな登り坂が続く。ダイエーの交差点を左折して、船津登山口に入る。登山口からの坂は完全歩きに徹した。寒さが気になり、ウインドブレーカを着る。坂を上りきってからはウルトラ走りで競技場まで走りきる。もう辺りは暗くなり始めてきた。たくさんのランナーが続々と入ってきた。ゴール写真を取ってもらえるので、ウインドブレーカを脱いでハイポーズ!!

111Km14時間6分。午後636分。お疲れ様でした。

追記:
天気に恵まれた。寒さ対策も暑さ対策のばっちり成功。ペース配分の大切さと防寒対策や塩分補給などウルトラの難しさを実感した。ウルトラは本当に十分な準備が必要だ。

次回は、62日初参加のしまなみ海道100Km!!このため、今年の野辺山100Kmはエントリーしていない。美しくきれいな瀬戸内を堪能したい。