81.野辺山高原100Kmマラソン
終日雨中のなか、バテバテゴールで、ウルトラの過酷さ改めて実感!!

今回の目標。

前回の富士五湖117Kmにつづき、時間内たっぷり使ってスタミナ温存走行をめざす。
山越え二つなので、できれば完全完走目指したいところところだが、
歩きも入れないと胃の負担が大きくなりそうだ。
天気は雨。気温は20℃前後まであがりそう。
林道のコンディション次第ではかなり足の負担が大きいかもしれない。

スタート〜稲子湯35Km
雨の中、5時にスタート。下はハーフパンツ、上はウインドブレーカ、指なし手袋。
寒さは感じないものの、山は雲にかすんで雨が激しくなりそうな感じ。
林道は、砂利をかなり入れたようであるが、先行ランナーでわだちができていて、走りやすい場所を探しながらの走行は
精神的にも、足腰にも負担がかかる。毎回参加しながら感じることは、この林道は本当にきつい。
今回は20Km地点の標高1900m到達地点までが長く感じた。
シューズは、少々重いものを使っているので、しっかり水分を吸ってしまい稲子湯までの1Km程の登りは半分歩く。

稲子湯〜小海町50Km
天気が回復しそうな兆しなので、上も半袖に着替える。水を吸って重くなったシューズは交換(靴底磨耗のため破棄)。
給食をしっかりとって、スタートするも、直前の登りは半分歩く。
雨は小ぶりであるが時折、空もあかるく、鶯の泣き声が聞こえる。
野辺山らしい気持ちの好いコース。
40Km地点で4時間50分とゆったりペースである。
下りは意識して足腰に負担かけないようにスローペース。とにかく、スタミナ温存。
小雨状態がつづく。
小海町50Km地点で6時間経過。手打ちそばがおいしい。
2度目の胃薬を服用。

小海町〜71Km滝見の湯地点
北相木村と南相木村の分岐点当りから歩くランナーが目立つ。
昨年に比べて、疲労感が強い。
林道のコンディションの悪さに加えて、冬期間の筋トレ不足が災いしているのか、
さらに坂道トレーニングが少なかったせいか、
いずれにしても今年の体調は昨年より悪い。
なんとか、59Km着替えエイドまでは走りとおす。
依然として、小雨がつづいているので、着替えは、薄手の雨具を加える。
上の半袖、下のハーフパンツ、ソックスを着替える。
65Km過ぎから、きつめの坂は歩きを入れないと呼吸がきつい。
腰の痛みは背筋のトレーニング不足か。
70Kmで8時間56分。71km滝見の湯エイドでタオルで顔を拭く。気持ちが好い。

71Km〜馬越峠〜87Km着替えエイド〜90Km
最大の難関の馬越峠の入口から峠までの約4Kmは歩きに徹する。
今年はまったく走れる体調ではない。
呼吸を整えしっかり歩く。
走っても約30分から40分。歩けば50分程度。
峠で給水し即出発。
下りは足腰の負担をかけないようにゆっくり下る。
ここで疲労をためると後半まったく体が動かなくなることは、
初めて参加した3年前の経験から明らかだ。
峠を下ると、ゆらされた胃が不調になるので、兆しがでたら即歩きをいれる。
平地に入ってからも胃の具合を見ながら歩きをいれる。
87Kmでは、うどんを少し食べる。残り約2時間10分ほど。
残り10Kmで2時間の余裕をもてば全て歩いてもゴールは確実なので
着替えをせずに出発。
90Km地点までは、歩きを入れながらもしっかり走り、12時間経過。

90Km〜ゴール
タイム的には作戦通りですすんでいるものの、歩きをしっかり入れないと、
胃の調子を悪くするなどゴール後の体調不良につながる。
1Kmのうち半分づつ走りと歩きをいれる完全ウルトラモードに入る。
雨足が時折強くなり、気温も徐々に下がる。
寒さを感じるので、適度な走りで体温調整。
残り2Kmはほとんど歩きで、制限時間10分前の13時間49分でゴール。477位。
 
 

距離

時間

Km平均

区間平均

10Km

10312

0619

0619

20Km

21715

0652

0724

30Km

32613

0652

0654

40Km

45327

0720

0843

50Km

60058

0713

0645

60Km

73109

0731

0901

70Km

85627

0740

0832

80Km

103343

0755

0944

90Km

120120

0801

0846

100Km

134926

0818

01049

完走率は男子66.9(出走者805人 完走者539人)
女子49.4%(出走者81人 完走者40人)

追記:
今回は、胃の不調も軽く、内臓対策はまずまずの成功。
ゴール後、座ることができないほど腰が痛かったのは、背筋力が弱っていたのが原因のようだ。
筋トレの重要性を実感。やはり、全国一といわれるハードなコースだ。
UMMLの仲間も今回は苦労したようだ。
今回のコンディションでの野辺山はきつかったのだろう。