71.星の郷八ヶ岳野辺山高原100キロウルトラマラソン
今年も完全完走&本大会サブ12時間達成!!(昨年より50分短縮)
残り10Kmは土砂降り
今回の目標
昨年に引続き完全完走目指す。特に後半の馬越峠は最大の難所だ。
午後5時スタート
天気予報によると気温6℃と寒い。
日中も8℃前後、夕方には雨模様。
そのため、急遽、ウエアについて調整。
スタート:長袖シャツ+ベスト、ロングパンツ(薄)、
手袋、ウエストバックに小銭と使い捨てカイロ
35Kmエイド:ショートパンツ
58Kmエイド:半袖シャツ
87Kmエイド:長袖シャツ、雨具、ロングパンツ(厚)、替えシューズ
を用意。
参加者は、100Km男子837名、女子73名の合計約910名。
ちなみに70Kmは290名。
完走率は、毎回60%台程度。
前半の部(〜50Km 標高1350m〜1900m〜880m)快調。曇。
時間ぎりぎりまでウエアの選択に迷ったが、午後は里を走ることから気温も上がり、
夕方近くからは雨もしくは気温が下がると判断し、薄手のロングタイツにした。
前日は11時に到着し車中泊で、ぐっすり寝れたせいか体調は良いほうだ。
JR最高地点(標高1375m)の国道をわたると林道に入る。
昨年はお腹の調子が思わしくなく、15Kmエイドでトイレ休息をしたが、今回は快調。
特設の沢の水が飲めるところで胃薬ガスターテンを服用し、しっかり胃をガード。
下りでは、胃が揺すられて調子を崩しやすいのです。
登りは練習どおりのリズムを大切にした走りに徹する。
20Km地点で標高1900mに到達(2時間10分経過)
足元に注意してペースが上がらないように気をつける。
35Km地点で稲子湯(3時間42分経過)
空に晴れ間が出そうな兆し。
手袋で多少の寒さはしのげそうなので、ショートパンツに着替え、
ロングパンツはウエストバックに収納。
味噌汁、しるこ、果物でカロリー補給し、5分ほどの休息で早々に出発。
エイドをでると直ぐに500mほどの坂をゆっくり登る。
35Km過ぎから40Kmまでの下りはペースがあがらないように足元安全第一で下る。
日差しが時折出てきて、風もなく気温もあがっているようだ。鶯の鳴き声が聞こえる。
ついに野辺山100Kmが始まったという気分だ。
40Km地点通過で4時間13分程度経過。
リエックスリゾート辺りが40Kmで松原湖駅(約46Km)までとにかく下る。
気温は上がり、長袖をまくりベストのファスナーの開け閉めで体温調節。
中盤の部(50〜74Km 馬越峠入口 : 標高880m〜1500m)
昨年より体調良し。曇時々晴のち小雨。
千曲川を渡ると3Km程度で50Km地点の青梅中学校前。5時間13分経過。
50Km過ぎから足の疲労感を感じる。
ウルトラマラソンがついに始まったという実感。
気温が低く、涼しいせいもあり、あまり水が欲しくない。
特に今年は好きなコーラをまだ口にしていない。
左側に相木川を見ながら走るが、曇りがちなので昨年と違って橋の上から魚影は見当たらない。
今年も開設していた民家の施設エイドの冷たい水がたまらなくおいしい。2杯お替り。
ここから70Kmまでの沿道の応援はうれしい。
子供の応援が今年は多いような気がする。
54Kmエイドから58Kmの着替えエイド(北相木村役場)までは、折り返し組みとすれ違う。
今年はすれ違うランナーが少ないようなので、順位は昨年より上がっているようだ。
タイム的にも昨年より30分ほど早い。
緩やかな登りが続く。毎回ここが1番長く感じる区間だ。
但し、前回まで急坂と感じていた坂が今回は苦痛に感じない。
慣れなのか走力がついた成果なのか?
途中のガソリンスタンドで今日初めてのコーラを飲む。
半分飲み干して満足。
58Kmエイドに到着し、素早く半袖に着替える。
ゼッケンも着けなおす。ブドウをいただく。とてもおいしい。
60Km地点で6時間29分経過。(係員によると100Km,70Km合わせて200位だそうだ。)
折り返しに向かうランナーが続々やってくる。UMMLの顔見知りランナーとあいさつ。
63Km地点で南相木村方面へ向かう。
68Kmエイドをでてから500mほどで、中盤の最大の登りを終えるとダムに到着。
登りでは歩くランナーが目立つ。
70Km地点で7時間44分経過。
71Kmの滝見の湯エイドで名物のそば、みつ豆を食べる。
昨年から子供が差し出してくれる冷たいタオルのサービスがうれしい。
そばのお替りをして、出発。坂道では歩くランナーもちらほら。
ついに小雨が降り出す。
馬峠越え前のエイドの自販機で2度目のコーラを飲む。
気合を入れて、さあー馬越峠だ。
後半の部(74〜80Km 馬越峠入口 : 標高1500m〜1620m〜1300m)小雨。
最大の難コース馬越峠が待っている。頂上まで約4Kmの急坂の連続!!
リズムを大切にしてゆっくり登る。呼吸も荒くなるが、呼吸と足の運びをしっかりすることに心がける。
今年も学習院下での坂道トレーニングで準備はバッチシ。
77Kmエイドの若い女性から「がんばって!」と声をかけられる。
「がっばてるよ!」と返答し、「来年は立ち寄るね」と謝って休まず登りつづける。
前を走る年配の男性に追いつき一緒に頂上の79Kmエイドにたどり着く。
足に疲労感があるものの、まだまだ大丈夫そうだ。
ウルトラマラソン独特の疲労感だ!!
後続から女性ランナーが私の背中を追って走ってきたとうれしそうに声をかけてくれた。
(これ以後、彼女とすれ違うことが多くなり、結局彼女は女子100Kmの部で11時間32分で6位入賞。)
椅子に腰掛けてぶどうでスタミナ補充。
早々に出発。下りは絶対無理できない。
下りでは胃が揺すられて調子を崩しやすいので慎重に下る。
坂の途中が80Km地点、9時間8分経過。
終盤の部(80〜95Km : 標高1300m〜1150m〜1250m)激しくなる雨。
下りのカーブは40数ヶ所。速くはないがリズムを大事にする。完全なウルトラ走り。
坂を下って85Km地点。雨足が強くなる。87Kmエイドで雨具のみを重ね着して、即出発。
足の疲労感は強く、6分台/Kmのペースは無理。7分台のイメージで無理しないように走る。
終盤最後の登り坂の途中で90Km地点。10時間18分経過。
坂を登りきれば、不慮の事故さえなければゴールは間違いなし。
走りぬいてくれている両足、心臓、肺、胃腸に「ありがとう」とお礼を言う。
雨と涙が混ざっちゃったぜ!!
雨足はどんどん強くなり、93Kmエイドからは風も出てきて横殴りの雨。
手袋は水浸し、両腕、両腿は雨で濡れて冷たい。
感動の部(95〜100Kmゴール : 標高1250m〜1350m)風強く、激しい雨。
良くぞ耐えた両足に感謝!!本大会自己ベスト&サブ12達成か?
電柱の間隔を目安に距離を計算し、残りの距離を測る。疲れてきた証拠だ。
95Km〜97Kmまでの事務局表示の距離がどうも怪しい気がしたが、確実にゴールは近づく。
雨が一段と激しくなってきた。96Km辺りで最後の上り坂。あせらずゆっくり登る。
97Kmエイドで最後の給水。今回ずっとおいしかったブドウをほおばる。
リズムを一定に、雨で見とおしが悪くなったメガネで足元に気を付けながら進む。
踏切を渡って残り1Kmをきる。
あの角を曲がればゴール。心なしか体に元気がよみがえる。
今年は完走写真がもらえそうなので、前後のランナーとの感覚を見ながらラストスパート。
おっ〜と、ここにきて結構走れるんでないかい!!
しっかりした走りを意識して満面笑顔でガッツポーズのゴ〜〜ル。
11時間44分3秒(午後4時44分)、
大会自己ベスト&大会サブ12時間(前回より50分の短縮)だぜ!!
追記:
ゴール後は寒さと疲労で食欲は今一つ。
着替えをして、車内で暖をとる。
帰宅途中、高根町の町営温泉で汗をながす。
体に異常なし。
最中ソフトと牛乳を飲む。
食欲がでてきたので、途中、高速のパーキングでラーメンを食べる。
数日間は筋肉痛。
2週間後はセルフトランセンデンス72Km!!
次回は5月24日、セルフトランスセンデンス72Km(神宮外苑)!!
お楽しみに。