地獄の坂道に再挑戦、果たして1年間の成果は如何に?
6月21日曇,昨年のつらい完走を思い出す。撮影者、のぞ美(長女)
はじめて、娘が同伴!
今回、初めて長女を伴って参加(応援)。帰りにプールへ連れていくと、妻と娘をなだめて大成功。朝、6時に起こして、3時間かけて標高1600mの野反湖へやってきた。家族と参加するとなんとなくうれしい。
さて、この大会は、最初の1Kmが急坂で、昨年はここでスタミナを消耗、事務局の車が後ろから付いてくることもあり、66人中65位というなさけない成績。しかし、その後のフルマラソンへ挑戦するきっかけになった大事な思い出の大会。今年は10Kmの部に73人が参加している。今回の大会参加のポイントは、来月の北軽井沢ハーフマラソンに向けて坂を登りきるスタミナチェック。前回とのタイム差チェックである。共に、1年間の成果を測定するには絶好の大会である。
娘の声援を後に、午前10時15分スタート。いつもとおり、無理せず練習ペースを心がける。坂に入ってもペースは維持、一気に昨年と明らかに違う息づかいとなる。それほど苦しくない。去年はどんどん抜かされていったが、今年は坂の中腹から、何人か抜いてしまう。坂が去年より短く感じる。決して速くはないのだが、リズムは自分でも良いと感じる。私を追い抜く人は、5Kmの参加ランナーであることが、途中の2.5Km折り返し地点で判明。やはり、5Kmと10Kmではペースが違うと実感。今年も参加している福地さんとすれ違う。彼は昨年22番目で折り返したが今年は12番目(ゴールは11番目だった)、調子は良さそうだ。私とすれ違う場所も昨年より遠い。私の順位も良さそうだ。昨年は、4Km付近で最後尾に位置し、大会のサポート車を引き連れて走ったが、今回は折り返しのトップランナーを見るのが逆に4Km地点。私の順位は数えてみると45番目あたりだ。5Kmで28分くらいだから、坂道でペースダウンしている分を差し引いても、かなり速いペース。折り返して500mほど走ると最後尾の若い女性ランナーとすれ違う。去年、皆に声をかけられたことを思いだし、「がんばって!」と一声かける。声はかえってこなかったが、うなづいて返答してくれた。
後半1Kmは下りになるので、少し無理ができるかもと思い、ペースをちょっと上げる。前方のランナーがすこしずつ近づく。特に歩いたり走ったりしているランナーは追いつき追い抜くのは時間の問題。途中、大会スタッフが声をかけてくれるのがうれしく、返事をしたり、うなずいたりして応える。暑さは感じず、息継ぎを少しでも楽にすることだけ気を配る。最後の登りをこなし、ついに下り坂。膝に負担をかけないように腰を落とし気味走るが、ペースは一気にアップ。途中で若いランナー2人ほど交わす。自分より年下の前半元気のいい若者を抜くと最近気分がいいと感じるようになった(年をとった証拠?)。
最後のゴール手前200m程の登りはさすがにきつく感じた。ゴールの先で娘が手振って迎えてくれた。自分の走りを見た家族は彼女が初めて。感想を聞くと、「1時間も走ってきた、なんて信じられない。」とただただ驚いている。時間54分丁度(昨年1時間1分32秒)。順位73人中34位(昨年65位/66位)。昨年より46秒/Km短縮。
追記1;フルマラソンやウルトラマラソンを走れるようになったことが、昨年とこれほど違うことを実感。あっという間の一年。娘と帰りに茶屋でそばを食べて、記念写真。また、連れてこようと思っていたら、娘もまた来てみたいと言ってくれたことが、今回の一番の収穫!!
昨年初めて挑戦したハーフマラソンに思い出を込めて!
7月12日曇 北軽井沢グランドは3500人のランナーで沸き返る。
不在者投票をおえて、体調も気分も快調!
夕方から長女のピアノ発表会に向けて朝から娘は練習のため、一人で参加。前日に不在者投票を済ませてた。先週までの疲れも何とか回復し、体調は良い方だ。この大会は、昨年初めてのハーフマラソンに参加し、マラソン膝を発症させながらも、完走でき、その後のフルマラソンへ挑戦することになるきっかけをつくった思い出のマラソン。標高1100m前後の高原コースは、暑くもなく寒くもなくマラソンには快適な環境。ただし、途中の丘越えは起伏も大きく、スタミナ配分を間違えるとかなり苦しい思いをする事になる。しかし、参加者から一番人気があるのは、参加賞に朝取れたての高原キャベツが配られることだ。
前回は10.5Kmで57分30秒、21Kmで2時間12分台。特に後半は膝を痛め(マラソン膝を発症)、ゴール後はしばらくの間膝を曲げる事ができないほどであった。シューズ選びにも気を配ることになった反省の多い大会であった。今回の目標は、車でたとえるとエンジンの回転数を常に一定にして、ギアチェンジで坂の登り下りをメリハリをつけて走る省エネランニングに徹すること。2時間台ぎりぎりでゴールできれば満足(今までのベストは袋井フルマラソンでの2時間1分台)。
最近にない好調な走り!
スタートから2Km程走ると長い下り坂であるが、苦しくならない程度に体の思うままに下る。普段のペースよりかなり速いが、膝に負担がかからないように気をつける。登りも快調。しかし、周りのランナーはそれ以上に速い。このコースでどこまでもつのだろうかと思うほどだ。照月湖付近は林の中を通り抜けるコース。涼しい風が吹き、快適。ここを抜けると、今度は、畑の中を通り抜ける。まさに高原を駆け抜けるコースだ。ランナーが1本の糸のように整然とつながっている。相変わらず体調は良く、苦しさを感じない。ペースも普段より幾分速い。8Kmくらいであろうか。昨年は、加部さん、福地さん、小島さんとすれ違った付近で会うこともなく、1.5Kmくらいの差であろうか。結局、小島さんとは折り返しで会うことはなかった(500m位の差?)。ハーフの半分10.5Km地点で55分30秒。昨年より2分速い、かつスタミナは十分。この先はだらだらとした坂がつづく。じわじわとスタミナを消耗して、ペースダウンする恐れがある。給水も軽くすまし、とにかく練習ペース(1Kmを5分50秒)より落とさないように体の力を抜いて気楽に走ることに心がける。空は晴れ間が広がり、左手に見える浅間山がとてもきれいだ。木陰や風が吹くと心地よい。後半は少しずつであるが前のランナーを抜くことができる。明らかに私よりペースが落ちてきている。特に登り坂では一歩足を進める毎に、前のランナーが近づいてくる。照月湖を抜けて、北軽井沢の町に入る最後の登り坂はさすがにきつい。しかし、今回の目標であるエンジンの回転数を変えない省エネランニングに徹して登り切る。登り切ると大きく深呼吸を何度もして体調を整えラスト2Kmは再びペースアップ。少し苦しくなるぎりぎりのペースを維持する。前方のランナーも最後の力を振り絞っているようで、差が縮まらない。ラストスパートでゴ〜〜ル。なんと、目標を大きく上回る1時間55分15秒。後半は前半より5分ほどペースダウンであるが、坂の多いこのコースでは納得。タイムは10Km、20Kmでは自己最高タイム。体の変調もなく、最近にない最高の気分。
追記;チャレンジウルトラマラソン1号のシューズも500Km(3ヶ月)を走破し、靴底踵部もかなり減ってきた。今回が最後大会になるかも。次回は故郷の北海道で初めてのマラソン(ハーフ)。帰省は愛馬サーフとともに向かうため、北海道の様子も載せる予定です。お楽しみに!