15.猛暑霞ケ浦、あわやリタイヤ? どさんこばてる!

バテバテの3度目の完走!!

 

'98霞ケ浦マラソン 42.195Km(419日)

コンディション?

 2月の勝田マラソンを目標タイムで走れたこと、2度目の完走を達成したことから、フルマラソンに対しての恐怖感はなくなり、ウルトラマラソンを走破できる体力強化を意識し始めた。2月には月間90Km3月にはついに月間130Kmを走り、1昨年の8月からジョギングを始めて以来41日で、ついに累積で1000Kmに達した。4月も100Kmを越えるのは間違いない。練習量が増えたことから少しづつではあるが着実に力がついてきていると期待している。しかし、昨年の冬から風邪をひかずにがんばってきたのだが、最近の気温の激しい上がり下がりで体調を崩し、また年度が始まり仕事も軌道にのりはじめ気が緩んだせいか2週間前から体調がすぐれない。熱はないので、軽い練習が中心となったが、体が重く感じる日が続いた。今回の大会の2日前まで風邪薬を飲むという今までにないコンディションの悪さであった。

さて、今回も毎度のごとく前日の夜に土浦の会場近くの駐車場で車中泊。前の職場であったのつくばの研究所や3年間過ごした社宅のそばを車で走ると、なつかしさが込み上げてくる。会場の土浦の運動公園やコースも勝手しったるなつかしい場所。

スタート前

昨日から5月中旬並みの陽気が続き、今日は更に温度が上がり、20度はゆうに越えるとのラジオの天気予報がながれ、ちょと不安がよぎる。寒いのもいやだが、暑さはどさん子には堪える。熟睡とまではいかないが、狭い車内でそれなり良く眠れた。昨晩は、太田市内のラーメン屋「美幌(びほろ)」(夫婦でやっているお店で、店内はSLの部品がかざっており、マニアのようだ。愛想は悪いが上毛新聞にも紹介されていて有名。どさんこも認めるおいしいお店。ちなみに家族で何度も高崎から出かけるほど家族からの人気は一番!お勧めです。)で、みそ味の美幌ラーメンを食べ、途中でフランスパン、バナナ、寝る前に缶ビール2本にゆで卵を食べたせいか、朝の食欲はそれほどない。しかし、エネルギー(炭水化物)はしっかりとっておかないと、スタミナ不足になるので、がんばって、おにぎり2個とバナナ2本をほおばる。会場には出店や人手ごった返しており、今まで参加した大会で一番大きいと感じる(制限時間が6時間なので、初心者向けのフルマラソンで有名。)。ちなみに、スタート前のアナウンスによると、フルマラソン(盲人ランナー含めて)は7700人に上っている。記念に真っ赤な帽子を購入(700円)。

とにかく暑い!

7000人以上のランナーがいっせいに10時にスタート。実際のスタートをきるのに、5分ほどかかった。今回の目標は、4時間10分以内。前半は1Kmを5分50秒程度で後半は6分を維持する作戦。平坦なコースで好タイムがでやすいことと練習量を増やしたことによる自信に期待をかけた。前回の経験から勝負どころは、35Km(前回は35Kmからタイムが6分50秒にダウン)からと予想した。出足の5Kmは、毎度のごとくちょとハイペース(1Km5分30秒台)。前回とタイムは変わらないが脇腹が少し痛みを感じた。10Km、15Km,20Kmと練習のときのペースを維持し、ほぼ目標どおりのタイムがでている。しかし、10Km過ぎてからは、いつもより、体が重く感じ、20Kmからは暑さが堪える。時刻も12時過ぎ、風がなく、アスファルトからの照り返しがきつい。沿道の応援してくれている人も額の汗をぬぐっているのだから気温20度は軽くこえているだろう。給水所では必ず水を飲まないと、バテテしまうのが目に見えている。25Km過ぎてからは、太股の疲労が大きくなる。それにつれて、とにかく、暑い。苦しい。28Km地点の給水で、目標達成を断念。とにかく完走することに変更。決して歩かない。楽に走るようにこころがけることにした。30Km地点では6分30秒台に落ち込む。ところが、35Km地点では5分台に復活。体に余計な力が入っていたのか、気の持ちようなのか良く分からない。しかし、35Km過ぎてからは、ほぼ1Kmごとにある給水所では、頭から水をかぶり、体を冷やそうと試みるが一向に改善しない。逆に水の飲み過ぎのせいか、おなかがパンパンになってきた。それでも、喉が渇く。ひさびさの苦痛に遭遇。体中が疲れてきた。野反湖マラソンを思い出すがそれ以上の苦しさのような気がする。とにかく、暑さで頭はボーットしてくるし、気を紛らわすことができない。すでに、周りのランナーは25Km過ぎてから歩いているほうが断然多い。30Km過ぎてからは、道端でうずくまったり、マッサージしていたりで沿道の応援があるところ以外は自分の足音しか聞こえない。こんなにたくさんの人がいるのに、不思議な静寂。何度かここで歩いたら楽だろうなと思うようになった。その度に、ここであるいたら、ゴールまで何時間かかる。体が逆にもたない。走らなければ家に着かないと心の中で葛藤がうずまく。35〜40Kmは8分50秒台で惨澹たるもの。このままだと、4時間30分以内も危うい。最後の気力と、4時間30分以内が最低ラインと決めたハードルをなんとしても崩したくないどさんこの意地でラスト2Kmをペースアップ。アッ、アッ、アッと声が出る。声でも出さないと気が紛れない。腿が、あがらない。本当にこんなにバテたのは初めてではないだろうか。あと、数百メートルが長い。時計をちらちら見る回数が多い。やっと、ゴール4時間29分33秒。ゴール後あまりの疲労でタイム記録表を受け取るのを忘れてしまった。手元の時計であるが、なんとか、完走&4時間30分以内で面目躍如?

追記1;完走後に荷物受け取り場所で埼玉技術センターの所長に出会う。マラソンは5年ほど続けているそうで、霞ケ浦は2回目とのこと。翌日メールをいただき、ホームページを見させていただくと、ホノルルマラソンの経験者で、ニューヨークマラソン参加を計画中とのことでした。最近、大会にでると色々な方に出会うようになり、新たな楽しみができた。

追記2;翌日、背中、腰と今までになく、体中が痛い。今回新しいランニングシャツで望んだが、乳首が擦れて赤くはれている。次回は、5月19日の安中遠足侍マラソン。峠までの29Km。ウルトラマラソンへのトレーニングの気持ちで望むが、今回のことでチョット不安。5月31日千葉飛翔ウルトラマラソン60Km(制限時間7時間)も控えて、暑さ対策を勉強しなくては。