13.  4時間10分台目指して、勝田マラソンに挑む! (2月11日)

2度目のフルマラソンを走破!!
 前回(12月14日)の反省は、太股の筋肉強化が課題であった。会社のマラソン仲間に相談したところ、坂を登るのが一番いい方法で、高崎市内なら観音山を往復(自宅から約14Km)するのがお勧めとのこと。さっそく、疲労のとれた年末からトレーニングコースにいれて、大会まで、4回試してみる。今年最初のジョギングは、1月7日の少林山達磨寺の達磨初せりにOJTで研修中の若手社員Hさんと会社から午後9時半出発。30分程走って、境内でお参り、小銭が2人ともなくて、2人で15円なり。(正月早々なさけない。)とにもかくにも、初めて、初せりを見られて感激。帰路は、Hさんの提案で達磨大使のラーメン食べて、タクシーで帰る(?)。大雪の1月8日は、新年会であったが、酔いを覚ましてから、観音山へジョギング。すねまで雪の積もった烏川河川敷をラッセルして、足腰強化するが、さすがに疲れて、観音山の麓の護国神社でお参りしてからUターン。どうも、フルマラソンの疲れがまだとれないみたいで、1月後半は、走り込むと前に痛めた左甲が少々痛む。結局、2ヶ月で走行距離は90Km。普段の半分程度の練習量に終わった。はたして観音山往復のトレーニングの成果は如何に?

 2月10日午後8時半、二人の娘をお風呂にいれて、夕食も済ませて、いざ、ひたちなか市勝田へ愛馬サーフで出発。今回珍しく家族全員が、「お父さん、体をこわしたら大変だから、今回は無理しないで止めたら」と妻と長女(小学3年)の早めの愛のバレンタインデー!(実際、14日は何もなかった。二女(3歳)がかわいいチョコをくれたが、全部彼女が食べた)。前回の袋井同様、車中で寝袋で一泊。勝田営業所社員が契約しているという駐車場に予定通り夜中の12時到着。しかし、前回より、冷え込んで、夜中に3回ほど目をさます。ず〜と、風邪らしい風邪をひかずにがんばってきたので、ここでひくにはにはいかない。目が覚めたら、天気予報のとおり、快晴、無風。いざ出陣。目標は、4時間10分台(14分から18分の間)。

 君よ勝田の風になれ!

 スタートはJR勝田駅前の商店街入り口。今回は、1Kmごとのタイムを5分50秒から6分15秒以内におさめて、平均6分/Kmを目標。達成すると、4時間15分前後。あわよくば、10分以内も夢でない。男女併せて、マラソン参加申し込みは7000人を越える(NTT関係者も40名以上参加している)。スタートの並び方は、後方グループが4時間台のランナーなどで、スタートするまで、4分ほどかかる。今回はRCチップという電子的にタイムを読みとるチップを靴紐につけて走るので、正確なタイムが記録される。ちなみに、大会本部から借用できるのだが、せっかくなので、個人用のRCチップ(俗称イエローチップ)を購入(3000円なり)。商店街を選手が埋め尽くし、大会が徐々に盛り上がる。フルマラソン2度目とはいえ、少しずつ興奮してくるのがわかる。気合いが入る。毎度ながら、両足に「今日も無事に帰ってこようね」と願掛け。

 5Km地点までは、勝田駅メイン通りを東へ向かう(海岸方面)。6車線をランナーが埋め尽くし、ず〜と向こうまでぎっしり。沿道からは市民が手旗で応援してくれる。だらだらとした下り坂がつづき、5Kmを28分前半。ちょっと速めだが、まずまず。帰りが登り坂になるのが、不安の種。

 10Kmまでは、練習ペースが続く。1Km5分40秒台。国道245号線は片側車線が、ランナーの帯が長く続く。快晴で陸から海へさわやかな風が吹いてきて、とても走りやすい。少しづつランナー個々のペースが違ってきて、追い抜かれたり追い抜いたりがつづく。15Km地点には原子力研究所付近であるが、大きなアップダウン何カ所があり、疲労を蓄積しないように呼吸を楽にして力まずに走る。

 20Km地点まではJR東海駅周辺の市街地を走る。交通緩和のため、数カ所でランナーは信号待ち。瞬く間に交差点にランナーが膨れてくる。先を急ぐランナーがきぜわしく、足を動かしたり、柔軟体操をしたりしている。沿道の応援も多く、ボランティアの市民がバナナや飴をを配ってくれる。一度フルマラソンを経験したせいか、疲労感、空腹感はあまりない。足の調子はかわらず、違和感はなくなった。気持ちも冷静。15Km、20Km地点でのタイムは、手元のタイムメモ表によると、1Km5分50秒台で、予定通り。ハーフ(21.0975Km)で2時間2分15秒。

 25Km地点が近づくにつれ、少し疲れがでてくる。足も重たく感じてきた。概ね1Kmごとにコース脇の道路標識に距離が表示されているので1Km毎のラップが計算しやすい。ちょっと気を抜くと1Km6分台に突入するので、意識してペースを維持する。25Km地点でもまだ、前回よりタイムが1分ほど遅い。

 30Km地点まで、疲れを感じて走っているが、前回とはあきらに違って、太股の張り、歩幅が狭くなるなどペースダウンになる様子がない。タイムも前回をついに2分上回る。前回は30Kmから40Kmまでは1Km7分台のペースで一気にペースダウン、自分を励ましながら完走を夢見て走り続けていた。35Km地点にきても、疲れは蓄積しているのは感じるのだが、ペースはそれほど落ちていない(1Km6分台を維持)。

 35Kmからは、これがいわゆるマラソンの壁といえるのだろうか、極端に疲労を感じる。歩幅が狭まってくる。両足のふくらはぎ、足首、足の裏と痛みが出てくる。しかし、足は前に前にでてくる。走るフォームはくずれていない気がする。とにかく、ここまでの体調はいいのだから、あせらず、疲労を蓄積しないように楽にして走ることに心がける。このころから、抜かれるよりどんどん他のランナーを追い抜いていく。ほとんどの人が歩いては走って、立ち止まってはマッサージをしたりと、皆の疲労も極限に近づいているようだ。40Kmまでは、小刻みにアップダウンがつづく、日陰にはいると寒さを感じ、風邪が吹くとさらに寒さが厳しくなる。両手に手袋をはめる。2,3Km走ってからだろうか、体が少し暖まってきたようだ。汗が額から流れ始めた。

 40Kmの表示が長く感じられた、さすがにばててきた。タイムも1Km6分台後半。35Kmからのアップダウンがこたえた。右脇腹の筋肉が痛い。スタートの5Kmの折り返し地点からはだらだらと登り坂がつづく。スタートから4時間経ったため、大きな通りの交差点は交通規制が解除され、ランナーは歩道を走る。信号も待たなければならない。信号待ちで立ち止まると、ふとももが痙攣しそうになる。体が自然に前へ進もうとする。スタミナが限界に近づいてきているのだろうか40Km地点を通過、タイムを見ると4時間2分20秒。4時間10分台の完走はまちがいなさそうだが、歩き始めたり、足がこれ以上痛んでくるとどうなるかわからない。とにかくつらくなってきた。最後のがんばりどころだ。ゴールの石川運動広場の周回道路には、既にゴールしたランナーや市民が応援してくれる。ペースはもうこれ以上あがらないが、決してバテバテのフォームでない。普段のフォームで2度目の感動のゴールイン。胸が熱くなる。4時間16分56秒、目標達成。1Km6分5秒。前回より8分短縮。ヤッタゼ!!

 追記;前回の反省を生かして、山登りで太股を鍛えた。疲れが十分とれていないせいもあって走行距離は少な目であった。しかし、30Km過ぎてから、走りながらスタミナも筋力も着実に付いてきていると実感した。次回のフルマラソン大会は、4月の霞ヶ浦マラソンである。4時間10分以内を目指す。

今年は、長時間、長距離レースに挑戦!! 目指せ、夢の100Kmマラソン!!