.新たなスタート 趣味はマラソン? 

ここまで、読んでいただいた皆さん、ありがとうございます。私事のしょ〜うもない話?を読むあなたの忍耐は、ランナー向きかも?  何とか、安中遠足侍マラソンを完走し、まずは、目標達成。 しかし、ここから、また、新しいドラマが始まったのです(勝手にドラマの主人公になっています)。 

..新たなスタート 趣味はマラソン? 

 安中のマラソン参加に向けて練習をしている頃(2月?)、会社の食堂で行われた懇親会の席で、私が、マラソンの練習をしていて、県内の大会に申し込みたいと話していました。後日、その話しを聞きづたえで聞いた、隣の部門の小島さんから、全国のマラソン大会リスト(自分で作られたそうです)をいただきました。一方、会社の宣伝用の今年のカレンダーを作成したとき、県内の行事が暦に記入されており、その中には県内各地で開催せれるマラソン大会が載っていました。

そこで、ここまできたら、『群馬県を走って見よう!!!!』と思ってしまっ たのが、ドラマの始まり!!(と私、勝手に思っている。迷惑なのは家族。まだやるの?土 曜日曜は子供の面倒みてよ? 洗濯物増やさないで!)

まずは、ハーフマラソン、その次はフルマラソン、ついでに、地元北海道、サロマ湖畔100Kmマラソンだ〜〜〜〜〜〜。

 ●野反湖つつじマラソン 9.km (平成9年6月22日 曇り)

 高崎から約2時間かけて、やってきました。海抜1500m? 涼しい。まだ、ガスがかかっている。今回、初めてマラソンを趣味にしている会社の営業を担当しているの福地さんと会場で出会う。福地さん、この大会には去年に続いて2度目で、フルマラソンも何度か経験してるそうな。今年は、好タイムも目指している様子。参加者が以外と少ない。9.kmの参加者は66人。レベルが高そう。 コースは湖を半周して折り返すがスタートしてすぐに約2Kmのジグザクの上り。万場町に匹敵する辛い登り。ところ が、皆速い!登りきったところで、バテタ。息を整えて、ほぼ平坦なコースを走る。折り返して来る選手を数える。福地 さんが見えた、22番目。がんばってと声をかける。ひととおり、折り返しの選手が終わったのだろうか。60人くらい は折り返しただろうか?そういえば、前にも人が見えないし、後ろから追い抜かれることもなくなった。湖の反対 側が見える。緑が濃い。空気も澄みきっている。時折日がさして、暑くなってきた。折り返し地点まで、あと、1kmくらい。やれやれと思ったら、後ろでかすかに音が聞こえるが、自分の息づかいと相まってよく聞こえない。何ジャラホイと後ろを振り返ると、大会事務局の車ではないか。私がドンジリ? とたんに何か、迷惑をかけているような気がしてきた。妻から『あなたより遅い人がいるわけがないじゃない。ドンジリなんて、考えただけで恥ずかしい。(恥ずかしいの は、あなたでなくて、私だ!)』の言葉が、現実になりそうだ。もっと、真剣に走ろう。景色を見る余裕がなくなった。 折り返し地点で、前方に小学生5、6年生の少年。左足を少し引きずっている。程なく、追い付く、大丈夫?がんばろうね。と声をかけるが本人は真剣な顔。大丈夫なようだ。しばらく走って、前方に男性2名見える。私よりバテテいるようだ。徐々に近づく。私に気付いたのか(折り返しで私を見ているから、きっと最終ランナーと思っているかもしれな い。)、ペースを上げるがまた、ペースダウン。最後の2km下り坂に入った。すごいスピードで2人は駆け抜けていく。たいしたものだ。私は、膝が痛くなってはかなわないので、無理せず、呼吸を整えて下る。タイムはよさそうにな い。後ろの少年は見えなくなった。声援を受けながらゴール。タイムは1時間1分32秒。残念ながら1時間を切れなか った。やはりきつい登り坂であった。マラソンを終えて、初めて膝の痛みを感じた。しかし、この坂を走れた経験が後に 生かされることになった。 大会事務局のサービスで豚汁とお餅がすごくおいしかった。家に帰って、『今日は、ドンジ リ同然だったよ』と話して、振り向いたら、妻と娘たちの口には既におみやげのお餅でいっぱいで返事ができないでいる。 ん〜〜 〜感慨深いものがある。 でも、マラソンから帰って、初めて家族に喜んでもらったような気がする? 来年もまた、なぜか?走って見たいと思う大会となった。(なんのこっちゃ?)